このページは、館主、銀色眉月が、女子ボクシングのエロチシズムについて綴ったものです。
以前、少しだけ、似たようなものを、駄文雑記の中で紹介していた時期がありました(一時的に性的描写をやめた時に削除してしまいました)が、それよりも詳しく、私が何に対して、エロチシズムを感じるのかを、こと細かく書き出してみようと思います。
もちろん、何に対してエロチシズムを感じるかは、人それぞれで、自分の嗜好を他の人に押し付けるつもりはありませんし、他の人の好みを否定するわけでもありません。ただ、この場で、自分の想いをさらけ出してみて、私のひととなり、というか、「ああ、この人はこんなものをエロいと感じんだな。」みたいなものを読み取っていただければいいかな、と思います。
文中に、「x x x はダメ。」のような表現がたくさん出てきますが、あくまで、私個人の好みに合わない、と解釈してください。決して完全否定するものではありません(←同じことかな、やっぱり)。
では、できるだけだらしなく、書きたいことを書いていくことにしましょう。
いわゆる普通の娘さんが一番ですかね。女の子、と書こうかと思いましたが、それだと年齢的に低くなる響きがあるので、「娘」という言葉にしておきます。自作小説の中でも、「娘」と言う表現を多く使っているのには、そんな背景があります。やっと大人になるまでに発育した、あるいは、あと少しで大人になる、そんな香りが漂えば理想的です。
全体的なバランスは、まあ、普通の娘さんでもまったく問題なしですが、スポーツ体型の、はちきれんばかりのダイナマイトバディ、例えば競泳の選手みたいな体つきなんかいいですね。変に筋骨隆々ではなく、女性の持つ丸みを適度に帯びていて、胸や太股にしっかり肉がついている。そんな健康体に憧れます。ラブ・アッパー(女子ボクシングを題材にした、プレステ2ソフト)の麗子先生みたいな感じですね。自作小説の中に出てくる、西園寺紘美、荻野鞠子は、そんなイメージを持ってもらえればいいかと。因みに、三崎潤子は同ソフト看板娘の双葉理保、黒川百合はラスボス(?)のレースクイーン絵里子のイメージです。
はっきり申し上げると、私は俗に言う「乳フェチ」なものですから、乳に関しては、強烈にこだわりたいです。ま、これは別にボクシングを引き合いに出す必要はないんですけどね。
大きいに越したことはないのですが、現実問題として、大きければ大きいほど垂れて来ちゃう。イラストとかなら、いくら乳を大きくしても、バンと張った乳を表現することができますけどね。実写だったら、大きさがある程度確保できれば(←確保ってアンタ)、形、色の方が重要です。乳首の向き(これ、結構ポイント。下向きはイカン)や、形、大きさ、色、それから乳輪の大きさとか、……
上げ出すとキリがないので、この辺でやめときます。それにしても、「良いおっぱい」に出会えたときの喜びは、筆舌に尽くし難いものがあります。
全体的にスリムで、腰なんか超細くて、それでいて不釣合いなぐらい立派なおっぱいなんかも、それはそれでいいんですけどね。古い話で申し訳ないですが、AV女優の小林ひとみさんとか、もっと古いけど、朝吹ケイトさんとか(←この辺になると、もうわかんない人がほとんどでしょうね。年食ったなオイラ)。……
選手像として、基本的には、日本人を含むモンゴロイドが好みですが、生粋のアングロサクソン(ヤンキー娘。ツッパリ姐ちゃんのことではありませぬ)とか、北欧系もアクセプタブルです。アグネス・ラム(←古っ!)みたいな、南洋系、っていうのかな、あんな感じの娘さんもいいですね。
日本人であれば、白い肌、もいいですが、スポーツ体型娘が、小麦色に焼けてる、なんてのもソソりますね。水着の跡なしの、乳首の回りまできっちり焼けてる、でも乳首はピンク色、こんな娘さんなんか、トップレスボクシングに登場させたいですわ。衣装は白、またはシルバーかな。
話は変わりますが、最近、黒い綺麗な髪の娘さんって、ホントに少なくなりましたねー。都内に住んでるからそう感じるだけなのかな。何であんなに茶色とか、真っキンキンとかに染めちゃうんでしょう? モンゴロイドの黒い瞳には、黒い髪が一番良く似合うと思うんだけどなー(あ、またボクシングから離れていってる)。
まず、シューズ。私にとっては、これが一番譲りたくない点ですね。理想は、ボクシング用のちゃんとしたシューズです。色にはこだわりませんが、あまりごてごてといろんな色が塗られているのはNG。ボトムウエアとのカラーコンビネーションもそこそこ重要と考えます。白とか、黒、青(赤だけはダメなんだよな、何でかわからんが)、シンプルなものが一番ですね。全体のバランスにもよりますが、スニーカー系などのスポーツをイメージできるものであれば、まあ合格ラインです(この場合には、ソックスにも配慮が要りますね)。裸足はダメなんですよね、私。あと、ハイヒールとかは、見ていて痛いですね。イタリア製のピンナップ系で、結構構図とか小物関係とか凝ってるヤツがあったんだけど、どういうわけか、ハイヒールを履いてる。なぜ?
トップス。これはトップレスがベスト。上に書いたような、「良いおっぱい」であれば、もう何もいらない! って感じです。ステップを踏むたびに揺れているのがわかる、ガードした腕の間から垣間見える良いナマ乳。あー、たまらないですね。
スポブラも、これはこれでいいですね。あと、短めのタンクトップなんかも非常によろしい。ショルダー部分は紐でなく、ちゃんと幅を取ってあるヤツがいいです。光沢のある薄手の生地で、乳首がくっきり浮き出る、なんてのは、ナマ乳よりもエロいかもしれません。
それからボトムウエア。私は、トランクス派です。割と肌にフィットした、短めのものが好きです。ベルトラインとサイドラインが入っていて、地、ライン、いずれも単色の、シンプルな、クラシックな感じのするものがいいですね。あ、サテン地じゃないとダメかな。これも重要なポイント。
FOXYを銘打ったビデオなんかで、サイドをベルトラインまで切り込んだタイプのトランクスを目にすることがよくありますが、あれ、ダメなんだよなー。どんなに短くても、サイドのラインはちゃんと入っていないと。
最近まで、「トランクス以外はボトムウエアに非ず!」とか思ってましたが、WEBの世界に入り込んで、いろんな写真やらイラストやら目にするうちに、この傾向は薄れてきましたね。最近のお気に入りはスパッツかな。ムチムチ太股に短めのスパッツ。うーん、いいですね。
ビキニ系のボトムは、お尻の肉が最低限半分以上隠れることが条件ですね。Tバックはダメですわ。あと、あんまり見かけないけど、ミニスカートなんかも、モノによっては結構イケルかもしれません。
あとねー、おヘソは見たいんですよねー。でもトランクスだと、だいたいおヘソ、隠れちゃうんですよねー。実戦の場合は、ファウルカップの装着とかあるから無理だろうけど、ファンシー物だったら、いけるんじゃないかなー。ベルトのラインを細くして、それから、股上の長さを調節して、……
んー、これで何とかならないかなー。
ついでですから、小物関係にも手を出しておきましょうか。
まず、グローブですね。これは重要アイテム。変なものだと、一気に萎えます。
これは、本当の、本チャン用のグローブでなきゃいかーーーん。それっぽいビデオなんかでも、UFOキャッチャーの景品みたいなグローブを使ってることがよくありますね。あれはやめて欲しい。んなとこケチんなよ、とか思います。
色は、黒が一番、次が赤(赤の強い桃色でもOK)。最近は青いものを良く見かけますが、それだったら、緑とか、黄色とか、思い切って金、銀とかの方がいいかな。ラブ・アッパーで、夏美ちゃん天使コスプレバージョンに採用されたパールホワイトのグローブがツボに入っちゃったので、『裏のリング』で潤子に着用してもらいましたが、これは例外扱い。やっぱり、シンプルが一番ですね。
あと、アマチュアスタイルの、ナックルパートが白く塗ってあるヤツ、あれ、どうも生理的に受け付けません。私。それと最近、グローブの装着が、ストラップからテープぐるぐる巻きになった影響で、ロゴが、手の甲の部分に移りましたよね。あれも、許せんなぁ。
えーと、それから、大きさにも触れときましょうか。これは、大きすぎず、小さすぎず。身体のバランスに合ったものがよろしい。身長160センチぐらいの普通の娘さんであれば、12オンスが一番ですかね。10〜16オンスぐらいが許容範囲かな。女園四峰シリーズの対抗戦ルールで、8オンスを標準にしたのはちょっと失敗だったか、と思ってます。まあいいか。このぐらいは。
それから、形。最近のグローブで、手の甲の部分に丸みがないものがあるみたいですが、何かダメなんですよ、アレ。一昔前ぐらいの、全体的に真ん丸っちい形のもの! これが一番好きですね。親指と他の四本指の間にある出っ張り(文章で書くとわかりづらいなぁ)、ありますよね。あれは絶対に必要です。大昔の、ビローンとした感じのはダメですね。ダウンシーンのとこにも書きますが、まったく手を握っていないときに、適度に丸まっているように見えるもの、これもポイントです(ホント細けえな、オマエ)。
グローブだけで、ずいぶん長くなっちゃったな。えー、次は、ヘッドギア、かな。
見る側にしてみれば、これはない方がいい。顔が隠れるだけでなく、髪の感じが自然でなくなりますからね。でもですね、実際の、プロアマ問わず実戦の女子ボクシングに限って言えば、私は、競技者の保護のために、絶対着用を義務付けるべきだと思ってます。ヘッドギアなしは、あくまで創作の世界だけにして欲しい。
マウスピースについては、後ろの「理想のダウンシーン」回すとして、最後にリングセッティングのお話を。
リンク先の掲示板で、何度か似たようなことを書きましたが、リングは、「相手にぶっ倒されることを覚悟の上で」の象徴であり、逃げ場のない、閉じた空間の象徴なのではないかと思います。ですから、ちゃんとしたものが是非必要。アパートメントファイトには萌えを感じませんね。私。
三本でも四本でもいいから、きっちりロープを張って(極端に細いものや、ダラーンと垂れちゃったりしてるものは認めん)、コーナーマットも手抜きをしないで、ちゃんとしたものを使用する。グローブを身に付けた娘達が、さまざまな思いを胸に、殴り合いの場に臨む、いわば、檜舞台みたいなものじゃないですか。丁寧に手入れをして、セッティングしてあげたいですね(←それは、誰のために?)。
勝者と敗者の設定、気を使いますね。リングの上で試合をする娘さんたちを見比べたときに、見た目で、こっちが勝ちそう、と思った側が勝つ。これが一番萌えるんじゃないでしょうか。少なくとも、私はそうです。創作小説なんかでは、あえて立場を逆にして、「何で、私がこんな小娘に手も足も出ないの?」(ボクシングなんだから、足を出されちゃ困るが)、とかを匂わせながら、強そうな方の娘をボコボコにするという手もありますけど。
接戦よりは、一方的な試合内容がいい。初めのうちは、接戦でもいいんだけど、見た目負けそうな方の娘がじりじりと劣勢に追いやられ、最後は一方的にやられる。
個人的には、逆転の一撃は好きではありません。劣勢になっている方が、相手の連打を浴びてダウン。必死に立ち上がるものの、ほとんど自分から手を出すことができずに、再び相手の連打を浴びて、キャンバスに沈む。最終的には、こんなエンディングであって欲しいと思います。
あ、それから、MIX物は、生理的に受け付けません。その場合でも、最低限女性の方がやられる側でないと。逆のケースは、ホントに多いけど、女性が男性にKOされるなんてのは、ほとんどお目にかかれない。実際問題として、モデルさんを使ったビデオ撮影とかでは、レスリングならまだしも、ボクシングは絶対に無理でしょうね。日本では(洋物だと、ごく稀にあるんだよなー)。
うーん、公の場では、こんなこと、絶対に口に出せないなぁ。世の女性の皆さん、罪深い私を、どうかお許しください。
ダウンシーンの前に、ラウンド間のインターバルについて、少しだけ。
この部分では、選手の心理状態とか、試合がどんな感じで進んでるのか、とかが、はっきり出るんですよね。文章表現において、ここはある意味、ラウンド中の打ち合いよりも力を入れて書けるところです。ラウンド終了のゴングが鳴り、選手がコーナーに戻ったところからシーンを書き始める、そんな手を何回も使ってますね。私。
特に、劣勢の状態でコーナーに戻ってきた選手、たまりませんね。気だるそうに口を開けて、セコンドにマウスピースを抜き取ってもらう。ロープに手を伸ばして、ハアハアと荒い呼吸を繰り返す。うつろな瞳でセコンドの指示を聞いている。頭から掛けられた水が、滴り落ちている。セコンドアウトの声が掛かっても、椅子から腰を上げることができない。ゴングが鳴って、相手に近づこうとしても、思うように足が動かない。…… いくらでも、激萌えネタが出てきそうです。
では、女子ボクシングの最大の醍醐味、ダウンシーンについてです。いったい、そんな長さになるのか、……
ちょっと心配です。ま、深く考えずに、だらしなくいくことにしましょう。
あらゆる格闘技の中で、ダメージを受けて、試合が進行したまま相手から放置された状態になるのは、ボクシングだけでしょう。十秒の間に、両足だけで立ち上がり、ファイティングポーズを取って、まだ闘う意思があることをレフェリーに訴えなければならない。それができなければ負け、ですね。この何秒かの間に、エロチシズムのエッセンスがぎっしり詰まっている、と私は感じます。
顔を殴られてダウン。倒れ方も、いろいろですね。それぞれに、いい味がある。
まず、ダメージの少ない方からいきましょうか。一瞬だけ平衡感覚を失って、グローブをキャンバスについてしまう。尻餅、なんてのもありですね。すぐに立ち上がるんですが、カウント進行をちゃんと把握して、エイトとかナインとかまで、きっちり待ってファイティングポースを取る。表情にもよりますが、まだまだ余裕が感じられます。逆に、立ち上がってからすぐにファイティングポーズを取って、レフェリーにダメージがないことをアピールするケースなんかもあります。こっちの方が、何となく痛々しいですね。少しでも表情がぼやけていたり、泣き顔になってたりすると、かなり強烈な印象を与えます。足にきちゃってる場合なんかも、意思表示をする姿に悲壮感が伴って、なんとも言えない味わいですね。
次は、もちっと効いてる場合。ガクッと腰が落ちる、カクンとひざが折れる(この、ガクッとカクンの違いは微妙。でも、絶対に違う)、その場に崩れ落ちるケースや、二、三歩よろめいて、踏ん張ることができずに倒れてしまう。どっちもいい。必死に立ち上がろうとするんだけど、足がなかなか言うことを聞かない。目は少しうつろ。マウスピースを噛みしめる力もあまり感じられない。どうでしょう。こんな感じ。
あと、殴られた選手が、バランスを失って、何とか相手の身体に両腕を引っ掛けてすがりつくんだけど、足の方がついていかなくて、結局腕が相手の膝のあたりまでずり落ちてしまい、そのまま膝とか、腰とかをキャンバスについてしまう。肘がそのままキャンバスまでずり落ちちゃうのもありですね。個人的には、好きなシーンです。
この程度のダメージの場合は、立ち上がり方にも趣が感じられます。そばにロープがあれば、使いますよね。やっぱり。そのままロープにつかまったり、ロープにもたれかかったりして、カウントを聞いている姿、エロいです。力の入らない膝を必死に伸ばそうとしている姿、これもかなりエロい。殴り合いに臨んだ選手が、これほどまでに衰弱しているにもかかわらず、試合を投げずに必死に負けることを拒んでいる。堪りませんね。立ち上がっても、膝が伸び切ってしまってたり、膝が震えてたり、はっきりと足が言うことを聞いてないことがわかってしまったり。健気さが、強烈にソソります。
今度は、もうダメに限りなく近い、あるいはそのもの場合。ヘタすると、カウントを取らずに試合を止められちゃうような場合ですね。
大の字に伸びる、基本ですね。王道ですね。絵的にも、もうダメです、と言わんばかり。投げ出された腕の先に、握られていないグローブがついている。こんな姿になっちまったら、きっちりカウントアウトされて欲しいです。ラブ・アッパーは、この格好から2秒ぐらいで立ち上がっちゃうんだよなぁ。あれは許せん。
うつ伏せに倒れたまま動かない。腕が頭の上の方にある場合はそうでもないですが、体側に沿って投げ出されて、グローブの掌側が上を向いちゃってるケース。こっちの方が大の字より強烈な印象ですね。かろうじてマウスピースが口の中に留まっている、なんていうのとセットになってると、最高です。これに近い状況で、ロープに引っ掛かったまま動けず、なんてのも非常によろしい。
お待たせしました。腹パンチ、専門用語でボディーブローというやつによる、ダウンシーンです。
これは、うだうだ言う必要はないですね。辛い、苦しい。悔しいより悲しい、かな。のたうち回っちゃうのもありですが、その場にうずくまるのがいい。マウスピースを吐き出し、よだれ、胃液、血、勝者とは無縁の体液が、後から後からキャンバスにしたたり落ちる(反吐もありだとは思うんですが、うーん、個人的にはちょっと……)。立ち上がろうにも、身体が鉛のように重く、動かない。意識がはっきりしてるケースがほとんどなので、敗者の苦しみや悲しみを描くには最高の題材です。私の処女作になる、「ラスト・ファイト」では、遥ちゃんに、存分に苦しみ、泣いてもらいました。
忘れちゃいけないのが、KOされた後の状況。無慈悲に振舞う勝者と、無様な姿の敗者のコントラストは、これも一つの醍醐味です。
意識があるときは、泣いてもらうのが一番ですかね。憎らしいと思っていた相手に歯が立たずにKO負けして、悔し涙を流す。女子ボクシングならではのシチュエーションでしょう。勝った方の娘に、「ずいぶん大きな口を叩いてたけど、ぜんぜん大したことなかったわね。」 かなんか言われても、何も言い返せない。こんな感じがいい。
失神は、実戦のケースでは、かなり強烈。表情がぶっ飛んだまま、顔を軽く叩かれても、まったく反応しない。不謹慎なのはわかってるんですけど、グローブをつけて失神してしまった女性の姿には、強いエロスを感じます。イラストだと安心して見てられますが、これも同様に超エロい。でも、文章表現の場合は、背景をうまく書いてやらないと、今ひとつ盛り上がらないんだよなぁ。
セコンドに抱きかかえられて、リングを去る。自分ひとりではまともに歩くこともできない。観衆からの罵声が飛ぶけど、黙ってそれに甘んじるしかない。強烈な悔しさがこみ上げてきて、涙。こんな図もいいですね。
やっぱ、クソ長くなっちまった。じゃ、最後にマウスピース関係を少々。
マウスピースは、今ではいろんなスポーツに利用されていますが、やっぱりボクシングが一番似合いますね。マウスピースを吹き飛ばすだけで、そのパンチがいかに強烈であったかが一目でわかる。白いマウスピースが血に染まり、口の中から弾け飛ぶ。吐き出される。そのままダウンした選手の目の前に転がったりすると、「私、もう立てない。…」みたいな感じで、非常にいい図ができ上がります。
最近、口からはみ出しているマウスピースに、強烈なエロチシズムを感じるようになりました。うつ伏せダウンのとこにも書きましたが、焦点の合わない瞳(意味のないところに焦点が合っている、でもOK)、表情を失った顔、そして、口からはみ出したマウスピース。そんなKOシーンに憧れる、今日この頃です。
それだけはカンベンしてくれ〜〜。のコーナーです。
対象は、主に、ファンシー系の女子ボクシングを扱ったビデオ関係です。ここまでに、これはダメ、とか、こんなのは生理的にちょっと、とか、こまごまと書いてきましたが、あえて、さらに付け加えるとするならば。……
明らかに相手にヒットする意思なしに、無駄にパンチを繰り出すこと。ボクシングシーンがメインである(あるいは、コーナーの一部として成り立っている)ビデオは数多くあるけど、相手を殴る意思がまったく感じられないものが多すぎる!
レスリングとかは、フツーのAV女優さんとかでも、そこそこいい攻防を(フリだけでも)見せてくれたりするんだけど、さすがにボクシングになると、無理なのかなぁ。国産のトップレスボクシングを扱ったもの、ホントにレベル低いです。せめて、もう少し練習させて、ちゃんとした構えとか、まともなパンチの出し方とか教えてから、撮影できないかな。
打ち合いながら、笑うこと(もちろん、格上の選手や、限りなく勝者に近づいた選手が、相手を嘲うのは別です)。これだけは、やめて欲しい。萎えることこの上なしです。編集に携わる人、もしこの文章を見てたら、よろしくお願いします。
それから、回りの野次(撮影スタッフのものと思われる下品な男声)。ウルセー、黙ってろお前ら。せっかく、こっちが入り込んでんのに。
あと、洋物でたまに目にするのですが、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリー類をつけたまま、打ち合うこと(ま、本気で打ち合ってるわけじゃないんだけどね)。これもカンベンして欲しいなぁ。とは言っても、多分、言葉通じないだろうし、無駄だろうなぁ。
このサイトを立ち上げたときに、「今は、文章しか書けないから、それで何とかお茶を濁すけと、いずれ、バリバリ思うままにイラスト描きまくって、エロいボクシング絵で埋め尽くしてやる!」、と思ってました。
でも、今は、すこし考えが変わりました。まだまだ、読み物にこだわり、もっと綺麗な文章を書きたい、もっと綺麗なストーリーを考えたい、そんな風に思ってます。
今のところ、とりあえず、できあがったものをどんどん掲載しているわけですが、あとで読み返すと、本当にヒドい出来栄えです(掲載した後に、「ナンボ何でもコイツはまずいだろ」とか思うところは、ちょこちょこ修正かけてるんですけと)。例えば、処女作「ラスト・ファイト」ですが、ストーリー的には、すごく気に入ってます。でも、雑記のコーナーにも書いたように、冒頭の遥の断髪シーンや、絶望的なダメージを負った遥のダウンシーンなど、もっともっと綺麗な文章で、切なく書けると思います。現実は、「もうちょっと何とかしようや、銀ちゃん。」程度のレベルですね。まだまだ贅肉の多い文章です。
絵、つまり、イラストの、訴求力というか、インパクトには、どうしても文章は勝てないんですよね。見た目のとっつき易さからして、全然違う。今では、そうでもないですが、このサイトを立ち上げた当時は、他の人が書いた小説類、ほとんど読みませんでしたからね。せめて、最初の何行かだけでも読んでいただいた方に、興味を失わずにどんどん読み進んで貰える、そんな文章を書きたい。できるだけ読み手にストレスを与えないように、行の幅とか、句読点の位置とか、漢字を使うかひらがなにするのかとか、工夫はしてるつもりなんですけど。私の小説関係読んでいただいた方、このあたりのフィーリング、どんな感じでしょうか。
創作文章のいい所、いろいろあると思うんですが、自由度が多いのが一番ですかね。
例えば、マウスピースをしている選手って、喋れないはずなんですよね。でも、創作文章ならそれが可能。「敗者の報酬」では、この手を使って、紘美先輩に潤子をいぢめてもらいました。「まだゲームは終わっていないわ。早く立ちなさい。」 このセリフ、大好きだなぁ。自分で言うのも何なんですが。(あ、このときは、紘美はマウスピースしてなかったっけ)
時間の割り振りになんかも無理が利くんですね。「ラスト・ファイト」の遥二度目のダウンシーン。十秒の間に、何行書いたか。創作文章だったら、こんなのも可能になりますね。あと、実戦だったら絶対に試合を止められるケースでも、続行できる、なんてのも、創作文章のいいところです。
そんなことで、文章の魅力がだんだんわかってきました。もともとが活字人間で、昔は推理小説とかずいぶん読みましたけど、こうして自分の溺愛する分野で、自分でモノを書く立場になって、美しい文章を書くことの難しさ、そして、納得のいく文章が書けたときの喜び(←まだまだ少ないですが)が再認識できました。ま、それにしても、絵もあった方がいいですよね。いつかは、イラストをガンガン挿入して、読者の皆さんを魅了したい。そんな日が来ればいいな、と思います(宝くじを当てて、絵師を雇う。一番いいのはコレぢゃ!)。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。