Erotic Fight Video Review #1

DT571


 第一回目として、DT571を選んでみました(DT = Double Trouble)。何と言っても、衣装がかなり本格的なのが魅力でしたからね。DTのボクシング系ビデオの前作に当たる、DT566もかなり本格的な衣装でしたが、二試合の内、片方がビキニボトムでの闘いでしたので、自分は購入を見送りました。

 モデルさん4名で総当たり戦、計6試合分収録されています。もちろん自分はこのビデオを買う前に、ネットなどで写真を見ていたわけですが、「何で全員白トランクスなんだろう?」と思っていました。が、理由は何となくわかりました。それは、「薄手でぴちぴちの白トランクスはかなりエロい」からだと思うんですね。汁気が今ひとつだったので、アンダーウエアが透けて見えるまでは行かなかったものの、ダウンしてキャンバスに寝転がってるときに生地がぴんと張ったりすると、すんごくエロいです。やるな、DT(笑)。

 前にも書きましたが、衣装はグローブ、トランクス(ここは多少演出入ってるかも知れんが)、シューズといずれも本格志向で、しかも全編とぷれす。この意味では、自分は最高のポイントをつけたいですね。それと、DTは常設のリングを持っているので、この点もクリアです。あ、マウスピースは使っていませんでしたが、このぐらいはまあいいでしょう。モデルさんの質(容姿、おっぱい関係含む)も上々で、環境の面では素晴らしいと言えると思います。

 ファイトの質は、まあまあでしょうか。モデルさんがファイターでなく、あくまでモデルさんですから、もちろん顔へのヒットは一切なし。原則として、「守備をしない」ようなので、「グローブの上から顔をヒットしている」ことも少ないです。お腹関係は少しだけヒットしてましたかね。実際に顔を殴っているわけではありませんが、ちゃんと擬音も入っていて、脳内補完の材料として効果大です。

 DTのBOXものは、全体的にアクション過剰気味で、わざとらしさが漂ってしまう。うーん、これはしょうがないのかな。クリンチはかなり多目なんですが、これは評価が分かれるところでしょう。自分もおっぱいを押し付けあってのクリンチはアクセプタブルではありますが、下に書いたようにちょっと問題アリでした。

 一番気になったのはカメラワーク。顔を殴ったフリをしているわけですから、横から撮るわけにはいかない(モロにバレるからね)。で、真後ろからのアングルがずーっと続くわけですが、カメラの位置が近すぎます。背中だけしか見えないシーンが多過ぎるわけですね。モデルさんから離れてしまうと、モデルさんが動いたときに真後ろに回りこむのが大変なので仕方ないとは思うんですが、もう少し離れた位置から撮って欲しかった。あと、おっぱいがウリなのはわかりますが、意味のないおっぱいのアップ映像は要らないんじゃないかと(クリンチしてるときとか)。あ、基本的に使ってるカメラは一台です(だと思います)。

 レフェリーの女の人(これもモデルさん)、ちょっと鬱陶しいかな。ブリッコはしなくてもいいと思いました(笑)。あと、ダウンカウントを取るときに、レフェリーを写す必要はないんじゃないのかなぁ。ダウンしているモデルさんのハアハアしている表情をできるだけ撮って欲しかった。モデルさんが割とそれっぽい演技(表情)をしてくれてるわけだし。あ、そういえば、ダウンしているとき、特にカウントアウトされるとき、顔が見えないことが多いんですよね。これはマイナス点。大の字ダウンもなかったし。

 あとですね、どうせフリなんだから、判定やレフェリーストップという形で終わるのはどうかと思う。ちゃんとKOしましょう。


 EFICにコメントがあるように、DTはコンスタントにボクシング作品をリリースしています。自分が購入したのは#139、#185(この二作品はずいぶん昔になるなぁ)と、今回の#571で三本目になるのですが、ファイトの質は以前に比べるとちょっと落ちてるのかな。#185に収められている二試合のうち、はじめの方の試合はかなりハードなヒットがありました(ホントよ)。しかもモデルさんが二人とも強烈にエロいお身体(もちろんおっぱい関係含む)で、衣装的には不完全ながら、充分堪能できました。ただ、この試合、キャットファイト系にありがちな「グローブをかなぐり捨ててプロレス状態」へ移行してしまうんですね。かえすがえすも残念です。


 DTは#566、#571と「きっちりした衣装路線」を歩み始めた模様。今後、リリースされる新作にも期待したいと思います。



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