All about Erotic Fight #24 --- 2016.05.11

ROCKET【ガチンコ全裸レズバトル】改造案

(まだ推敲・校正が完全に終わってないので、暫定バージョンです)



 昨年(2015年)4月、掲示板に寄せられたリクエストに応えるという形で、ROCKETさんから【ガチンコ全裸レズバトル】が発売になりました。「試合形式のイカせ勝負。黒床シート張りでオイル成分あり。最下位への罰ゲームもあり」という仕様で、企画の意図は眉月的にはド真ん中。自発的に相手のレズ攻撃をもらいに行くシーンがちょいちょいあったり、イきシーンを安売りし過ぎるように見えたりと、改善して欲しい部分はいくつかあったけれども、この商品は是非ともシリーズ化して欲しいと願ってました。

 その望み通りに、4ヶ月に一作ぐらいのペースでシリーズ続編がリリースになり、キャスティングに関しては、回を追うごとに乳充実度が増していって、これは嬉しい限りだったんですが、眉月的に最大の抜きどころの一つだった「ドベのお仕置き」が、【2】では引退するすみれさんへの餞別レズになってしまい、【3】では完全に廃止に。作風も、選手紹介のシーンはいい雰囲気なのに、総当り戦の弊害か、敗者が負けても全然落ち込んでる風に見えないし、エンディングも「優勝者おめでとう。他のみんなもよく頑張ったね」みたいな、和やかなムードになっちゃいました。

 もちろん、何にエロを感じるかは人それぞれで、自分の好みに合わない作品を全否定するのは間違ってるってのはわかってはいるんですが、その部分を天秤の反対側に乗っけても、それでもなおこのシリーズは、ハードコア風に演出をすることで、もっと魅力的に、「売れる」作品に仕上がる気がする。そうであれば、ROCKETさんはユーザー企画の受け入れもやってることだし、ハードコア風味の企画書を作成して、それをプレゼンしておきたい。・・・・ ってことになったわけです。

 相当な文章量になりますから、ROCKETさんにメールで送るのでなく、自前サイト(ここのことね)にwebページを作って、それを見てもらう形にするんだけど、「こんな女優さんとこんな女優さんで試合をして、こんな展開でこっちの勝ち」みたいな部分まで言及してるんで、間違って「まんま採用」とかになった場合、企画書を完全公開にしておくと、もろにネタバレになる恐れがある。なので、サイトにリンクを張らない、所謂「隠しページ」としてアップロードして、ROCKETさんにはURLをお伝えしておく。で、一般のページには、企画書の一部をネタバレにならない範囲で晒して、一定の期間が経過してから、企画書そのものを完全に公開する。・・・・ という段取りにする予定でした。

 ただ、シリーズ5作目の情報が入ってきて、その中に、企画書の内容のある一部分とかなり近いアイデアが実践されそうな気配になりました。監督さんも、キャット系企画を多く手がけてきた神戸たろうさんに替わったことだし(実は、ブログなりで、「監督を替えた方がいいんじゃないか」的なことは、書こうと思ってました。ただ、交代監督候補の一番手として名前を挙げるのは、試合のテイストを【かかってこいよ風間ゆみ 因縁女優とガチンコレズバトル3番勝負】に似せて欲しいということで、舟木シータさんにするつもりでしたけどね)、これはもう、手持ちのアイデアを一気に公開しちゃった方がいいだろう、という結論になり、隠しページにするつもりだったものを、初手から公開することにしました。

 (隠しページベースの)企画書作成を思い立ったのが、【3】を tsutayaチェックした今年1月の中旬ですから、それからずいぶん時間が経ち、【4】はおろか、明日には【5】が発売になっちゃいますけど、1月の時点から考えていた内容、ほぼそのままです。「これはこうした方が良かったんじゃね?」的なことは、んもうブログで死ぬほどやってきたんで、それの焼き直しになる部分は多々ありますが、そこらへんはあまり気にせずに、ガンガン書き進んでいきたいと思います。ブログには書かなかった「茶番アイデア」なんかも二つほど放り込みますんで、どうぞ宜しく、お付き合いの程を。


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 企画の一番の骨子は、リーグ戦総当り方式からトーナメント方式に変更することと、ドベのお仕置きの復活なんですが、いい機会ですから、「眉月的には、こんな仕様、こんなテイストの試合にしたい」みたいなものも、ざっと書き綴っていきましょう。

 まず、「試合のテイスト」というお話ですが、「ガチのイカせ合いに見せるにはどうしたらいいか」という点には、とことんこだわって欲しいです。「攻めてた側が攻撃を放棄して受けに回らない」「攻められている側が相手の攻めを幇助する動きを取らない(自分の腿を腕で抱えるなんてのは絶対NG)」、ここらへんは当たり前ですね。

 攻守の入れ替わりは、演技力の高い女優さんじゃないと、ガチに見せるのは難しいけど、「一方的に攻められていた側がいきなり元気になって相手を押し倒し…」みたいなことはできるだけ避けて、「劣勢側も不利な体勢から攻め返し、それに反応した優勢側の攻撃が緩んだ隙に乗じて体勢逆転」、こんな流れが作れればベストです。

 あと、現行シリーズは、「レズ奉仕を受けるのはご褒美であり、試合中に相手にレズ攻めを受けるのも、選手にとって喜びである」的な印象がかなり強く出てますが(と言うか、回を追うごとに強まってきている)、この企画に限っては、その考えを一切捨てる必要があると思います。「イカされ姿を晒すのは、屈辱恥辱以外のナニモノでもない」、これが大前提です。

 なので当然、劣勢側は、イカされまいとして必死に抵抗し、耐えることになりますが、これはこれでものすごく商品価値が高いはずで(少なくとも、自分にとっては、「極上の抜きドコロ」です)、お客様サイドにじっくり提供したい。「ノーガード」とか「我慢禁止」とか、謳い文句にすると聞こえはいいけど、実際にそれをやっちゃうと、激しく試合色、対決色が褪せちゃうんで、そういう方向に持って行って欲しくないんですよね。

 上にちらっと出てきた【かかってこいよ風間ゆみ】なんかは、対戦者双方が「相手を征服する気マンマン」な雰囲気が出てましたし、イカせの頻度もかなりいい感じで、これにもちっとレスリング的な要素(体勢の奪い合い)が加わると丁度いいかな、って気がする。GARCONさんの一連のレズキャットシリーズは、「キャット」と謳ってるだけに、イカせ合いの試合として見せるにはちょっと暴れすぎだけど、試合の終盤からフィニッシュにかけての、「相手をイカせにいく過程」は悪くない。Sadistic Villageさんの【ガチンコプロレズ】シリーズなんかも、ヤラレ側の喘ぎっぷりはなかなかのものでした。ここいらの作品群は、非常に参考になると思いますね。

 それから、試合が決着したあとの「勝者と敗者の構図」もかなり重要で、例えば【全裸キャットファイト】シリーズでは、「相手を征服して勝ち誇る勝者」「力尽きて床に横たわる敗者」という構図がきっちり出来上がってますが、「イカせ合い勝負」であっても、同様でいいと自分は思う。勝者は賞賛され、敗者はとことん邪険に扱われる。少なくとも、現行シリーズの和気藹々ぶりよりは、そっちの方が魅力的な仕上がりになると思います。


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 続いて、試合の仕様について。まぁ、ルールだの勝敗の決着方法だの、って話です。

 現行シリーズは、「試合時間を定めておいて、相手をイカせた回数の多寡で勝敗を決定する」がベースになってますが(「TKO」という形を取ることもあるけど、頻度的には例外の扱い)、これだと、試合の最後のイカせが勝敗と直結しない。プラス、「このイカされで負け決定」という状況が作れないので、劣勢側の「最後のひと足掻き」が演出できない。これはもったいないと思うんですよ。・・・・ ということで、手始めに勝敗決着のシステムについて一案を。

 基本的には、「レズ攻撃で相手をイカせることで、相手を戦闘不能、あるいは戦意喪失に追い込む」、これを原則に考えたい。ボクシングで言うなら「KO」ですね。やっぱり、完全決着の雰囲気を醸し出すなら、これが一番でしょう。

 具体的には、イカされが発生したら、レフェリーが「ダウン」を宣言し、攻撃側が相手から離れたのを確認してからカウントを開始。イカされた側が、10カウント以内に試合続行の意志を見せなければ、そこで「KOが成立」して試合終了です。んー、失神(もちろん演技でオケ)や戦意喪失は、完全に出来上がっちゃってる形なので「KO」で問題ないですが、「イカされた側に、まだ試合を続ける意志は感じ取れるけど、(腹部痙攣とかで)身体が思うように動かない」みたいな場合はどうするか。まぁこれは、「息の根を止められる寸前の健気で哀れな姿」でオイシイので、拾える限り試合続行でいいでしょうね。

 ダウンカウントは、ちょっとゆっくり目にするとイカされた側の様子を長めにお届けできるので、1カウント当たり2秒ぐらいが適当かな。で、通常は(イカされた側がすぐに臨戦態勢に戻ってきていたとしても)カウントを9まで進行させ、レフェリーがイカされた側の様子を確認して試合続行。10カウントでフィニッシュするときも、カウント9でワンテンポ待って、間隔を倍の4秒ぐらい開けてから10カウント目。こんな感じでいいんじゃないかと思います。

 で、これだけだと、上にちらっと書いた「このイカされで負け決定」という状況が作れない。なので、ここでちょっと一工夫して、「ピンクカードシステム」を提案します。

 例えば、上に出てきた「息の根を止められる寸前」、あるいは、一度イカされて試合続行になったけど、まったく反撃に転じることなく、一方的に攻められた挙句に再度イカされた、なんて状況が出来上がったとします。で、劣勢側がダウンから復帰したら、試合続行を命じる前に、レフェリーが劣勢側に「ピンクカード」を提示する。つまり、「次のイカされであなたの負けです宣言」ですね。これで、「このイカされで負け決定」対策もバッチリです。えーと、意味合い的には、黄色や赤のカードを使う方が良さそうですけど、「イエローカード」「レッドカード」は、別の使われ方が一般化しちゃってますし、何ちゅうてもモノがエロですから、これはもうピンクが一番でしょう、ってことで、色はピンクを採用しました。

 んー、システム的には、劣勢側が「瀕死寸前」を脱出したら、「ピンクカードを解消」するような段取りを組んでおくべきなんだけど、複雑になりそうなんで、スルーしたままの方がいいのかな(まぁ、そのまま試合終了までヤラレ続けてもらう、ってことです)。

 「ピンクカードシステム」は、「○本先取」、「○点差がついたら勝負アリ」パターンの試合でも使える。と言うか、使い道のメインはむしろこっちかな。もちろん、「○本先取」「○点差で勝負アリ」の場合は、双方のポイント獲得状況をテロップで表示とかしておけば、別段「次のイカされで負けですよ宣言」をする必要はないんですけど、個人的には、こういう演出は画的に様になるような気がするんですよね。

 えー、かなりお気にだもんで、「ピンクカードシステム」の記述が長くなっちゃいましたが、その他のルールだの仕様だののお話へ移りましょう。ここいらは、明文化するか(現行シリーズのように「ルールブック」としてお客様サイドに提示するか)否か、って問題もあるんですが、それは追い追い整理していくってことで。

 まず、現行シリーズで一貫して謳われている「ノーガードで相手の攻撃を受ける」、これは試合のテイストがこうじゃなくなりますから、削除するとして。【4】には、「イクときには声を出す(内緒イキ禁止。バレた場合はペナルティー)」なんてのもありましたが、あんまりオシャレじゃないんで、これもルールフックからは削除ですね(ちうか、あんまりイクイク言わない方が、よりガチに見えると思うんだが)。

 暴力行為の禁止に関しては、ルールに謳っておくべきだとは思う。ただ、現行の「髪をつかんで振り回すような暴力や罵声は禁止」、これはちとオシャレじゃないんだよなぁ。「一切の打撃や単独のホールド技など、レズ攻めに結びつかない攻撃は禁止」、こうでしょうか。罵声云々に関しては、ルールに謳わずに自粛するだけでいいかと(もちろん、罵声や野蛮な口調でない挑発的なセリフは全然アリ。っちゅうか、これは「相手を征服しに行く」演出のスパイスになるんで、べしゃりに長けている女優さんには、積極的にやっていただきたい)。

 あと、ブログにも書いたことがありますが、「立ち上がりの禁止」、これは、バタバタ動き回るのを制限する意味合いでも、実践して欲しいんですよね。個人的には、オイル成分アリのイカせ合い勝負と両足立ちは、ものすごく相性が悪いように感じられる。両足立ちを禁止することで、実現できなくなる体位も出てきてしまいますが、例えば「対戦者の2人が立ったまま寄り添って手マン合戦」なんてのは、両膝立ちでも出来ますし、ある種の体位を犠牲にしてでも、片膝立ちを超えて立ち上がるのを禁止する(ルールブックに謳わない、「自粛」でももちろん可)メリットはあると思います。因みに、試合開始は、「両者が触れ合う寸前まで近づいて両膝立ち状態」が推奨形です。


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 次は、「優勝者へのご褒美」、さらに、「ドベのお仕置きメニュー」というお話を。

 トーナメントに形式にする以上、優勝者には何某かの「賞品」が欲しいところ(まぁこれは、総当り戦方式でも一緒か)。【全裸キャットファイト】シリーズみたいに、ガチガチのファイト系作品であれば、トロフィーだのチャンピオンベルトだのが一番しっくり来るんでしょうけど、この企画の場合は、「イカせ合戦の末に頂点に立った者」に対するご褒美なので、もちっとそれっぽい、「レズタチ女王の象徴」みたいなアイテムを用意したいです。

 自分の場合、パッと頭に浮かぶのは、「チャンピオン仕様」のディルド(が装着されたペニバン)。ドベの制裁に優勝者が直接手を下す場合の小道具としても使えますし、何と言っても見栄えがする。やっぱコレが一番ですよ。

 とは言うものの、「モノが氾濫するこのご時世、チャンピオン仕様に相応しい、金色(こんじき)に妖しく輝くぺ二バンディルドなんて、そこらへんにいくらでも転がってるっしょ」と思って、ネットであれこれ探してみたものの、これが意外にも、まったく見つからない(洋物サイトまで回ったけどダメだった)。うーん、ゴールドのディルドって、商品として成り立たないぐらいヘンでしょうか。・・・・ まぁ、そこらへんは、AVメーカーさんの方が詳しそうなんで、それっぽい「チャンピオン仕様のペニバン」を用意してもらう、ということで。

 で、「ドベのお仕置き」の方ですが、【ガチンコ全裸レズバトル 1】のお仕置きタイムは、そこそこ魅力的に仕上がってたんで、あれはあれで問題ないレベルかと。ただし、執行役はレフェリーではなく、優勝者なりが直接手を下す、という形の方が、より「勝者と敗者の差」「チャンピオンとドベの差」を浮き彫りにできるんじゃないか、って気はします。

 それはそれとして、せっかく企画書を起こすんですから、ドベのお仕置きに関しても、突っ込めるところまで突っ込んでしまいたい。・・・・ ということで、眉月的には、「大人のおもちゃ総動員の媚薬効果マシマシにして、ドベが泡吹き失神するまで破壊し尽くす」、これを推したい。ROCKETさんは、これまでに媚薬系作品も手がけてきてることだし、結構派手で、且つしっかりとした作りのもんが出来上がるんじゃないかなー、と。執行役は2人が理想ですが、出演者の配役やトーナメントの規模によって、担当者が変わって来るんで、具体的な内容や段取りは、以降の説明に回します。あ、言い忘れてましたけど、「ドベを心ゆくまで犯せる権利」も、優勝者の「賞品」ってことになりますね。

 ・・・・ とまぁ、ここまで、思いついたことを思いついたなりに書き綴って来ましたが、こんぐらいの大改造となると、何となく新しい看板を用意して、「新装開店」風にはしたくなる。ってことで、こんな作品タイトルはどうでしょうか。どーん!

〜〜 ガチンコ全裸レズバトル HYPER 〜〜

レズリングコロシアム


 副題風に「ガチンコ全裸レズバトル」と入れることで、現行シリーズの「試合形式のイカせ勝負」はそのままで、それを「HYPER」にした、パワーアップした商品ですよ、ってことをアピールしておく。これは重要だと思うんですね。

 主題の「レズリング」については、もちろん「レズ」と「レスリング」の合成語です。ブログの今年3月3日付エントリで考察を行ってますが、すでに業界内で広い意味合いで使われている「レズバトル」は避けるとして、叩き合い、毟り合い的なイメージがついてくる「レズファイト」「レズキャット」よりも、「レスリング」に語感を似せる事で、「女体同士が絡み合う試合」をお客様にイメージしていただく。これが一番じゃないかと。と言うか、新たに完成したAVの形として、ROCKETさん発で「レズリングとはこういうもの」の固定化を目指すぐらいの勢いでもいいんじゃないでしょうか。

 でもって、「競技場」を意味する「コロシアム」の部分で、競技・試合色をダメ押し。んー、コロシアムっぽい雰囲気を出すために、競技場の仕様にもこだわって欲しいんだけど(ブログ2015年12月4日付エントリで、そんな話もしてます)、そこいらは制作予算との兼ね合いとかもありそうなので、あまり強くは推しません。ただ、コンクリ打ちっぱが見える今の環境よりは、壁面を暗幕で囲われたエリア(【かかってこいよ風間ゆみ】や【デカチンふたなりレズバトル】STAGE3みたいなやつね)の方がいいとは思います。

 ・・・・ と、そんなこんなで、おニューの「お題目」も提示したところで、ここから先は、いよいよ「作品一本分の構成」というお話に入っていきます。


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 個人的には、収録時間と一試合に掛けられる時間の兼ね合いや、「優勝者だけでなく、お仕置き対象のドベも確定させる」ってことを考えると、トーナメントの規模は6人がベストだと考えます。4人トーナメントだと、ドベ戦をやっても試合数は4試合で、ちょっと寂しい感じがする。かと言って、8人トーナメントでドベを確定させるために負け側にもラダーを伸ばすと、10試合必要になっちゃって、尺的にもかなりきつくなりそうですし、負け側に二段階のラダーを組むのは、今一つオシャレじゃない気がするんですね。

 6人トーナメントならば、2人を「一回戦免除のシード選手扱い」にすることで、試合数も、「一回戦2、準決勝2、決勝1、一回戦負け同士の対戦になるドベ決定戦1」の6試合で収まる。加えて、シード枠にそれっぽい強者キャラやベテラン女優さんを持ってきたり、「この女優さんがぶっ壊れるのを見てみたい」とお客様サイドに訴えかけられるような「ドベ候補」を配置したりと、真っ平らではない、味付けの効いたキャスティングができます。仮に、シード選手が2人とも準決勝を勝つと、出演者全員が2試合に出場することになり(優勝者2勝、最下位2敗、残り4人が1勝1敗)、そういう意味でバランスが取れているのも、6人トーナメントのメリットではないかと思います。

 しかしながら、現実問題として、「作品一本分の予算として、女優さんを何人までキャスティングできるか」という問題があるわけで、ROCKETさんの過去のレズ系企画作品をざっと眺めると、出演者数の平均はだいたい4人、それを考えると、(「ナントカ祭り」的なスペシャル版ではない)標準レベルの企画ならば、プラス1人の5人が限界じゃないか、って感じがする。現行の【ガチンコ全裸レズバトル】シリーズも、選手4人にレフェリー役1人の5人体制ですね。

 冒頭にもあるように、この企画書を起こそうと思ったのは今年1月の中旬で(ブログの1月30日付エントリに、そんな記述があります)、【2】までが発売済み、プラス、すでに【3】の撮影が終わっているという情報が流れてきているタイミングです。そこで、「【3】は3月発売が濃厚。ならば、5人体制の作品を6月、9月発売で2本打って、年末のスペシャルシーズンに6人トーナメントに持っていくのが理想形なんではなかろうか」なんてことを考えたわけです。・・・・ ということで、5人体制二連発を経由して、本チャン6人トーナメントへと進む段取りの企画紹介へと移ります。


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 まずは、【ガチンコ全裸レズバトルHYPER -- レズリングコロシアム】第一弾の企画案。間もなく発売になる【5】では、レフェリー役として真木今日子さんがキャスティングされていますが、ブログの3月6日付エントリに書いた「『優勝者とレフェリーさんで最終決戦させる』的なアイデアを盛り込むつもりでいて、キャラ的に、レフェリー役の候補には、(風間ゆみさんまではいかないにしても)ベテランでレズ作品出演豊富な女優さんを据えるのがベスト。真木さんなんかはピッタリで、ぶっちゃけ候補例の一番手に名前を挙げようと思ってたぐらいです」ってのは、まさにここになります。

 選手役4人は、まぁ、中堅どころから新人さんクラスで綺麗どころを揃える感じで、特に問題なし。ちうか、レフェリー役が真木今日子さんだし、他の出演者さんのバランスもいいんで、【5】の出演女優さんを、まんま「仮想キャスティング」でもいいかも知れない。

 【5】のプロモ動画を見る限りでは、キャラ的に、江上しほさんがドベ役。藤本紫媛さんは決勝で負ける役に回したい。ここまでは確定ですね。優勝者担当を尾上若葉さん、霧島さくらさんのどちらにするかは微妙なところ。んー、仮キャスティングだし、あまり深く考えずに、AV出演歴豊富な尾上さんが優勝者担当でいいか。・・・・ と、そんな感じで下書きを続けて行ったんですが、「その女優さんと役柄のイメージが強くリンクするのは、あんまり良くねぇな」ってことで、やっぱヤメ。記号を使って、X=レフェリー、A=4人トーナメント優勝、B=決勝敗退、C=ドベ戦勝ちでお仕置きを免れる、D=ドベ役(おお、「D」と「ドベ」の韻が揃っている)として、この先を進めていきます。トーナメントの順位は、一応、ABCDの順番、ってことになりますね。

 作品冒頭の選手紹介シーンは、まぁ現行シリーズまんまの感じで問題ないでしょう。で、Xが、「レフェリー柄の衣装にペニバン」(衣装とのカラーバランスを考えると、ハーネスもディルドも黒がいいですね)という姿で登場。優勝商品となる「チャンピオンディルド」の紹介をした上で、「最下位の罰ゲームは、優勝者が執行を担当。私もアシスタント役で参加させていただきます」みたいな前フリをしておいて、トーナメントスタートです。

 一回戦の組み合わせは「A-C」「B-D」。ストーリー展開上、この組み合わせに限定です。勝敗決着の基準は、「10カウントアウトのKO」に加えて、「3ポイント先取(相手を3回イカせたら勝ち、ってことですね)」、あるいは「3ポイント差がついたらTKO扱い」あたりが適当だと思うんだけど、試合数があんまり多くないんで、「KO」プラス、瀕死状態でピンクカード提示(「次のダウンで負け」宣言)ぐらいにしといた方がいいのかなぁ。まぁ、そのへんは制作サイドの匙加減でいいんですが、ピンクカードシステムを使うなら、一回戦で最低一回は見せておいた方がいいでしょうね。あと、失神KOみたいなフィニッシュもアリですが、Dにはお仕置きタイムでぶっ壊れてもらうんで、やるならC負けの試合の方ですね。

 決勝は「KO」「ピンクカード併用」ルールでAの勝利。んー、後のことを考えると、「大接戦で両者ヘロヘロの末に」ではなく、後半はAがBを圧倒する形にしておいた方がいいですね。で、それが終わったら、優勝セレモニー(チャンピオンディルド授与式)&プチインタビューもやって、優勝者がペニバン装着モードでスタンバった状態でドベ決定戦へ。

 ここは「ドベを決めるための段取り」的な意味合いが強く、長い尺を充てるよりも、手早く済ましてちゃっちゃっとお仕置きタイムへ移行しちゃった方が得策のような気がするし、Dがある程度「生きのいい状態」でお仕置きタイムに移行した方がいい味が出そうなんで、「2ポイント先取で決着」あたりが妥当でしょうか。あるいは、思い切って「一本勝負(試合前に「次にイカされたら負け」のピンクカードを両者に提示してから試合開始)」でもいいかもですね。高まることで反撃する余裕がなくなり、いよいよ敗色濃厚になったDがフィニッシュ寸前で泣き出す、みたいな、「ドベの悲哀さ」を醸し出す演出をしておくと、尺は短くても、そこそこに内容の濃いものが出来上がると思います。

 ドベ戦が終わったら、終わったナリでお仕置きタイムに突入。嫌がるDに無理やり媚薬を飲ませて、チャンピオンとレフェリーのダブルディルド攻撃。電マだのバイブだのもガンガン投入して、イカされまくったDの「白眼剥き泡吹き完全失神」する姿をカメラに収めたら、そこで一旦フェードアウトします。

 ここで茶番アイデア。本来は、「優勝者は、ご褒美レズプレイを兼ねて、Xとエキジビションマッチをする予定だった」ってことにしておいて、そこにAが「エキジビションなんてつまらない。ガチでXさんとやらせてくれ」と食って掛かる。

 X「うーん、そんな話は聞いてないけどなぁ。まあ、私はヤっても別に構わないんだけど」
 A「だったら試合させてくださいよ。スタッフさん、それで問題ないですよね」
 X「でも、賞品も渡しちゃったし、優勝者が負けたら格好がつかなくなっちゃわない?」
 A「そんなことにはならないんで、ご心配なく」
 X「あら、ずいぶんな自信ね。本当にあなたが私に勝てると思ってるの?」
 A「もちろんですよ。Xさんこそ、本当は私とヤって負けるのが怖いんじゃありませんか?」
 X「何言ってるの? 私があなたみたいな小娘に負けるわけないでしょう」
 A「だったらいいじゃないですか。ガチでやりましょうよ」

 ・・・・ ってな具合に一悶着あった末に、「決勝と同じルールで試合。負けたら勝った側に、一時預かりにしていたチャンピオンディルドでペニバン制裁を受ける」ってことに話がまとまって、最終決戦へ。レフェリーが不在になるので、Cがレフェリー衣装(Xと同じでいいが、ペニバンはなし)に着替えて、Xの代わりにレフェリー兼進行役を務めます。

 エキストラマッチは、双方何度かイカされの互角展開から、徐々にAの旗色が悪くなっていく。んー、Cは急造レフェリーなんで、ピンクカード提示はナシにして、ダウンがあったらカウントを取るだけでいいかな。で、最後は、連続イカされを食らったAが戦意喪失でカウントアウトされて試合終了。

 お仕置きタイムでは、チャンピオンディルドを装着したXが、Aをガンガン犯す。さらに、X「Cさんも、ペニバンつけて入ってらっしゃいよ」でCも途中参加して、2on1状態で、Aを攻め立てます。Cが一回戦で負けたAにお返しをする構図になるわけですね。うーん、こっちもドベのお仕置きと同様に媚薬成分ぶち込んで、Aを完全に破壊しちゃってもいいかな。「身の丈を超えてアンタッチャブルゾーンに踏み込んだことに対するペナルティ」って感じの構図になりますし、試合数が少なめなんで、尺的にもオカズ部分を充実させておく必要もありそうですしね。

 ・・・・ と、こんな感じで、【ガチンコ全裸レズバトルHYPER -- レズリングコロシアム】第一弾の企画プレゼンは終了になりますが、んー、この構成で真木今日子さんがXだったら、きっと見栄えのいいものが出来上がっただろうなぁ、なんて思ったり。


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 続いて、4人トーナメント版第二弾のプレゼンへ。とは言っても、ぶっちゃけ、第二弾の構成は第一弾とほとんど同じなので、あんまり説明する箇所がないんですよねぇ。

 第一弾と第二弾で出演者5人を総入れ替えでもいいんだけど、個人的には、Xさんだけは、立場を「現役チャンピオン兼レフェリー(兼進行役)」に替えて、連チャン出演してもらうのが一番それっぽい布陣じゃないかと思う。あと、第一弾では「急遽決まったエキストラマッチ」だった最終戦を、4人トーナメント優勝者がチャンピオンに挑戦する「チャレンジステージ」ってことにして、前フリの段階から晒しておく。で、Xさん二連覇では今一面白味に欠けるんで、Xさんにはチャレンジステージマッチで負けてもらって、「新チャンピオン誕生」みたいな感じで終幕。こんなんでいかがでしょうか。

 ・・・・ と、これだけだと味気ないんで、ってわけでもないですが、本チャン6人トーナメント案の前のブレイクタイムの意味合いも兼ねて、「イカせシーンをガチっぽく、魅力的に見せるにはどうすればいいか」ってお話を、少ししておこうと思います。似たようなことは、「試合のテイスト」のところにも書いてますけど、その補足分、って感じですね。

 まず「イき演技は派手に」。まぁこれは、当たり前っちゃぁ当たり前ですが、イカされた衝撃で、(たとえ一瞬であっても)はっきりと全身脱力状態に陥ったように見える程度にはしないとですね。そうすることで、明確にレフェリーの「ダウンコール」に繋がっていきますし。

 それから、「イカされたことで、多少なりとも疲弊したように見せること」。と書くよりも、「イカされても何事もなかったかのような元気度合いではダメだ」の方がわかりやすいかな。毎回イカされ直後に瀕死になる必要はないけど、試合の1回目のイカされで、体力的にはまだ余裕アリって感じの状況であったとしても、少なくともダウンカウントが進行している間は呼吸を荒らげるとかして、「それなりに効いた」演技をする必要があるでしょう。

 あと、これは上にもちらっと書きましたけど、「あまりイクイク言わない」。「イク」は、相方が自分と親しい間柄、言い換えると「味方サイド」にいる状況で出てくる言葉じゃないかと思うんですよね。この企画の場合は、それとはまったく逆の状況なわけですから、まぁ、全面禁止までは言いませんけど、「いやぁ〜!」とか「ダメ〜!」とか、あるいは言葉にならない喘ぎ声やら絶叫やらの方が、「イカせ勝負」の場としては、より自然に映るんじゃないでしょうか。

 この項の最後に、「イカせシーンを魅力的に・・・」からはちょっと外れますが、「イカされるなり、負けが決定するなりしたら、本気で落胆するなり悔しがるなりする(ように演技をする)こと」ってのも言っておきたい。現行シリーズが和気藹々感満載になってるのには、試合終了後に、負けた側が「負けちゃったけどすっごく気持ちよかった。うふふ」ってな感じで、落ち込んでも居ないしそれほど悔しがってるようにも見えないのが、一番の原因じゃないかと思います。もちろん、試合終了時は、「精も根も尽きました」って感じで、床に寝転がってただただ脱力するだけでもいいんですけど、「イカされて嬉しい」「満足した」みたいな表情はしないこと。ハードコア風演出には、これは非常に重要です。


 ・・・・ ってことで、ブレイクタイムはここまで。いよいよ本チャン、6人トーナメント案のプレゼンへと移ります。


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 とりあえず、出演者さん6人分に記号を設定しましょう。シード選手2名を X、Y、一回戦スタートの4人を A、B、C、D としますね。えーと、こっちの記号は、第一弾、第二弾とのリンクはしてませんので(第二弾までのXさんと、こっちのXさんは別人だってことね)、その点はご注意を。で、過去のレズ系作品出演実績やら見た目の強者キャラ度合いやらを基準にして、X=圧倒的な優勝候補、Y=Xにはやや見劣りするもののA以下の4人に比べると格上っぽい感じ、A=一回戦スタート組の中では一番強者キャラが立っている、B以下の強者キャラ度合いは「低いレベルで横一線」で、Dをドベ担当ってことにします。

 選手紹介が終わって、組み合わせ発表ですが、このとき、「A-C」の勝者が準決勝でXと当たり、「B-D」はYのブロック側、という組み合わせにしておく。さらにこの時点で、「一回戦と準決勝は3ポイント先取ルールを採用。一回戦免除の代償として、シード選手が準決勝で負けたら、勝者にペニバンで犯される」ってことも提示しておきます。

 ここで茶番アイデアその二を発動。Aが「Xさんはわかるけど、Yが一回戦シードになってることには納得できない」と難癖をつけます。で、若干のすったもんだを経て(ここでYとAの確執を煽っておくわけですね)、Aの「私が勝ったら準決勝でYと当たるように組み合わせを替えてくれ」という主張をシード選手2人が共に了承し、二人のラダーの位置を入れ替えます。

 ・・・・ と、そんなこんなでトーナメント開始。一回戦と準決勝は2試合ずつですが、全体のストーリーを盛り上げるために、Xが居るブロック側の試合を先に行います。

 一回戦第一試合「B-D」は、ある程度「いい勝負」にしつつ、ピンクカード演出も盛り込みたいんで、まずDがイカされ、次にBがイカされ、という展開で。再度Dがイカされて、Dに対してピンクカードが提示され、Dは後がなくなりますが、試合再開後もなかなか主導権を奪えずに、そのまま3度目のイカされを喫してゲームオーバー。第二試合の「A-C」は、Aの強さをアピールし、10カウントアウトKOも見せるために、9対1ぐらいの攻守バランスぐらいでAがCを攻め続け、Cが二度目のイカされで失神、なんて展開が理想的ですね。

 続いて準決勝ステージへ。「X-B」は、Xが格の違いを見せ付けて圧勝。攻守のバランスは、一回戦第二試合と同じぐらいに偏らせ、Bが二度目のイカされで戦意喪失。バリエーションとして、一回戦第二試合の「失神KO」とは違う、「戦意喪失KO」パターンも提供しておきます。

 そして、因縁の対決となった準決勝第二試合「Y-A」。序盤から激しい攻防で進みます。一回戦第一試合も、どちらかと言うと接戦構図ですが、そっちが「強者レベルが低いなりの、初々しさと必死さが漂うイカせ勝負」なのに対して、「Y-A」戦は、「互いに言葉でガンガン相手を挑発しながら、えげつない攻撃を繰り出す」みたいなノリです。

 イカせの経過は、まずAがイカされダウンを喫しますが、それほど疲弊している様子は見せずに、戦闘再開。さらに激しい鬩ぎ合いが続き、今度はYがイカされる。このあたりから緩やかにAの一本攻勢に傾いていって、Yが二度目のイカされを食らい、カウント9で復活したところにピンクカード提示を受ける。最後の力を振り絞って反撃を試みるYですが、Aの攻勢は揺るがず、ついに力尽きて三度目のイカされを食らって試合終了。

 でもって、「シード選手が準決勝で負けたら罰ゲーム」のルールに従って、ペニバンを装着したAが、Yをとことん辱める(ここは試合じゃないので、抵抗するYをAがひっぱたくなどして、服従を強いるのはアリ。と言うか、そんな感じに見せたい)。「勝者の権利」を存分に行使し終えたAがその場を去り、後に残されたYが床に寝転がったまま悔し泣きする様子をカメラに収めて、準決勝ステージは終了です。

 ・・・・ と、ここまで「レフェリーの存在」について一切触れてきませんでしたが、AV女優さんのレフェリーを置かずに、先にドベ戦をやって、決勝進出者2名によるドベの制裁を済ませてから決勝をやるか、レフェリー兼お仕置きヘルプ要員を用意して、決勝 → ドベ戦 → 優勝者とレフェリーが執行役のドベのお仕置き、という順番にするか、ちょっと迷ってるんですよね。「優勝者とレフェリーのファイナルバトル」みたいなエキストラマッチはやらないので、決勝を最後にもっていった方が、構成的にはきっちりラストが締まった形になる気がするんだけど、レフェリー不在ってのも、今一つ画にならないし、かといって、男性に仕切ってもらう、ってのもハンパない今更感がある(個人的には、「ドベのお仕置き執行役2人体制」「レフェリーを置くなら執行役として参加」は譲れないんですよね)。まぁ、スペシャル版の企画だし、人員はふんだんに起用できるって前提で、プレゼン上では女性レフェリーありにして、4人トーナメント版と同様に、優勝者とレフェリーを執行役にしときましょうか。

 そんなことで、次は決勝戦。頂上決戦らしく、完全KO決着(あえてピンクカードは封印して、純粋に10カウントアウトのみで勝敗が決定する)で。先にAが一度ダウンしてから、Xが若干受けに回り(余裕を持ってAに主導権を譲る、みたいな形にしてもOK)、何度かイキに達するんだけど、最終的にはAが失速して、怒涛の連続イカされを食らう。ヘロヘロになりながらも、勝負を捨てずにダウンから復活し続けるも、最後は全身痙攣半失神でAが華々しく散ります。

 でもって、レフェリーさんの仕切りで簡単に「チャンピオンディルド授与式」をやって、「執行役の正装モード」になった優勝者が高みの見物を決め込む目の前で、ドベ決定戦がスタート。崖っぷちらしい緊張感を出すために、短期決戦にして2本先取制、あるいは両者にピンクカード提示後に試合開始の一本勝負でいきます。

 抵抗も空しくDの負けで試合が決着したら、そのなりでドベのお仕置きタイムへ。第一弾のとこに書いたような濃厚な内容で、Dが崩壊するさまをお客様にお届けしてから、一旦フェードアウトして、最後に優勝者のドヤ顔カットで(できれば「緋色のローブにティアラ」とかを用意して、ちょい豪華に着飾った感じにしたい)、めでたく本編終了となります。


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 6人トーナメント案は、ちょいちょい出てくるように、この企画書の「本チャン部分」なんで、このあと、リアル女優さんのお名前を何人か挙げて、「こんな女優さんはこの役割で」みたいなこともやりますけど、今のうちに書いておいた方がいいと思うんで、ちょっと横道に逸れます。

 この6人トーナメント案は、既存のある作品の全体構成をモデルにしています。まぁ、自分が記憶している限りでは、6人構成のものはこの作品だけなんで、過去のレズ系キャット系作品をチェックしてきた方でしたら、既にお気づきかも知れませんが、SOD系レズ専門メーカーLady×Ladyさんの【LADY'S ATHLETE キャットファイト】のキャスティングに於ける「見た目の強者度合い」のバランス、(特に準決勝以降の)各試合の「圧勝度合い」、このあたりはかなり参考にしてる、と言うか、ほぼ丸パクリして、ドベ戦なり茶番なりのオカズをくっつけただけです。

 【LADY'S ATHLETE キャットファイト】のキャスティングを企画案に当てはめると、Xに当たるのが蜜井とわ(あいぶらん)さん、Yが佐伯奈々さん、Aが横山翔子(横内利香)さんで、このバランスは本当に素晴らしい。トーナメント型作品のキャスティングをする際に「いい感じのデコボコ感」を出すには、非常に参考になると思います。

 では改めて、本チャン分出演女優さんのキャスティングについて。もっぺん、役割分担の確認をすると、こうなります。

   X --- シード枠で優勝候補No.1。
   Y --- シード枠だが、格的にXよりは若干劣る感じ。
   A --- 一回戦スタート組の中では、格的に最もシード枠に近い実力者。
   B --- 純粋な「準決勝敗退」役。
   C --- 一回戦負けだがドベ戦勝利で地獄のお仕置きを免れる、ブービー賞担当。
   D --- ドベ担当。

 例えば、仮に【5】のランバージャックマッチが、「真木今日子さんがリーグ戦を闘ってきた選手たちを片っ端からなぎ倒す」みたいな展開で、さらに、次作で新装開店させて、まんまこの6人トーナメント案に突っ込むんなら、真木さんをXに持ってくるとかなりピッタリ嵌る。もう一人のシード役候補で、パッと頭に浮かぶのは小早川怜子さんとか(その場合は、小早川さんがXの位置に来るのかな?)。

 あと、ハードコア化させて新装開店するなら、もう一度、加納綾子さんを呼んで欲しいんだよなぁ。彼女の演技力の高さ、攻めに回ったときのえげつない感じは、こう、堂に入ってるというか、他の女優さんにはない迫力があるんですよね。で、「現行シリーズの【1】で優勝できなかったことを理由に」Aの位置からスタートしてもらう(「あんたがシード選手なんて納得できん」の茶番のところも、上手く演じてもらえそう)。んー、加納さんをA役で使うなら、一回戦、準決勝を圧勝し、シード選手も昇天させて優勝でもいいかも知れないですね(自分には、さらに加納さんが次の6人トーナメントに「前回優勝者・第一シード枠」で参加して、決勝でボロボロになる姿が見えてたりするんだが)。まぁ、加納さんほどではないにしても、Aのポジションは結構重要なので、勝ち役に回ったときも、負け役に回ったときも見栄えがする、演技力の高い女優さんを抜擢して欲しいです。

 D役の女優さんも重要、と言うか、ある意味、売れる作品になるかどうかは、Dにどんだけ「ヤラレ姿がエロい」、お客様サイドが「この女優さんがとことんぶっ壊れる様を見てみたい」と思わせるような女優さんを起用するかにかかってるんじゃないか、と自分は思う(プロモ動画にも収まるわけだし)。出演女優陣の中で一番ギャラを積んででも、ここには「推しの入った」女優さんを起用して欲しいです。・・・・ と感じるのは、自分が「ヤラレ重視視点」の人間だからでしょうか。

 まぁ、現行シリーズ【5】までのキャスティングを見てると、ROCKETさんだったら、自分があまりあーだこーだ言わなくても大丈夫かな、って気がするんで、ここまでにしときましょう。


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 ・・・ と、そんなことで自分のプレゼンは全面的に終了。書きたいことはほぼ書き尽くした感はありますが、振り返ってみると、レフェリーの存在に今一つ一貫性がなかったり、第一弾から最後の6人トーナメントに向かうに従って、お仕置き成分が薄まっていってるように思えたり、何かこう、「あんまりうまく流れて行ってねぇな」って感じがしないでもない。まぁ、もともと【5】の存在を考えてない、「【4】の後に続けるならこうだ」っていう段取り組みが前提になってるんで、これはもう致し方ないのかな、と。別段、「(第一弾から6人トーナメント案までの)3本でワンセット。これは譲れん」ってわけでもないですし、企画案単体、あるいは、その中の一要素でも、ROCKETさんの制作担当者の方に「おお、これはいいアイデアだ」と感じてもらえれば、全然それで良しです。

 今のAV界をざっと見渡したところ、今の時点で、「試合形式のイカせ勝負」を商品化してくれそうなメーカーはROCKETさんだけなんで、【ガチンコ全裸レズバトル】シリーズには人気商品になって欲しいし、どんどんレベルアップして行って欲しいんですよね。でも、【4】までの和気藹々ぶりが続くと、いずれは頭打ちになっちゃうような気がする。

 明日発売になる【5】では、監督さんが交代になり、その結果、どんな風味に作品が仕上がっているのか、もちろん今の時点ではわかりませんが、(トーナメント化云々は別にして)多少なりとも自分がこの企画書で訴えたかったような、ハードコア方面に向かって来ていることを、切に願っております。


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