All about Erotic Fight #16 --- 2009.08.13

エロレズボクシング作品シナリオ試案



 ひと月ほど前に、tsutayaで、こんなDVDを借りてきました。作中、主演(と言っても、出演しているモデルさんは、彼女一人だけだけど)の仲村ろみひ嬢が、かなりいい感じに喘いでくれてます。

 この作品を見ながら、「あー、こういう、ちょい日焼け系茶髪爆乳おねいさんがヤラレの、エロエロなレズボクシングDVDとか出ねーかなー」とか考えてる最中、エロレズ系ボクシング作品一本分のシナリオ案みたいなものが、ぽっこり頭の中に浮かびました。

 早速こいつをブログに叩きつけようかとも思ったんですが、割と細かい設定の部分まで出来上がってるもんで、頭に浮かんだことをもれなく書こうとすると、ちょっとブログ一回分の文章量ではなくなりそうな感じ。で、どういう形でお披露目するか悩んでるうちに、ずいぶん日が経っちゃいました。

 そんな折、8月3日の月曜日に、その週末に発売される商品がバトルさんのHPにアップになり、Medusaさんから【リアルレズボクシング】なんちゅー「そのものズバリ」の作品が出るとか、SSSさんの【Situation Boxing ビキニ編】に、トップレス対決モードがあることを知ったりとかしたわけです。

 うーん、これは、一時期完全に干上がってた、エロ系ボクシングの波が寄ってきてるのかも知れない。・・・・ と、そんな気分になり、「このシナリオ案を公開するなら、タイミング的にココでしょ」みたいな踏ん切りがついたので、小文集のページを起こすことにしました。

 ま、前置きはこんぐらいにして、とっととシナリオのプレゼンに移ることにしましょう。・・・・ えーと、こういうことをするとき、自分は、「勝子」「負子」 という名前を使って話を進めることが多いですが、今回は、《白子》《黒子》でいきます。因みに、《黒子》役は、上で紹介した仲村ろみひ嬢が、かなり自分の頭の中のイメージに近いです。


 このシナリオは、三本勝負でなく、三試合収録、という形です(一試合目は、スパーリングという設定なので、正確には「試合」ではないんですが、便宜上、「一試合目」と表現しておきます。以下同じ)。で、勝敗だけを先に書いちゃうと、

 一試合目 ・・・・ 最初から最後まで《黒子》の完全ドミ。
 二試合目 ・・・・ 七三から八二ぐらいの割合で《黒子》優勢から、《白子》の逆転勝利。
 三試合目 ・・・・ 《黒子》やや優勢から徐々に《白子》優勢に移り、最後は《白子》の完全ドミ。

 こんな感じですね。あ、それぞれの試合のテイストとしては、二試合目だけ、レズエロ要素のない、通常のボクシングファイトで、一試合目と三試合目は、【Boxing of the Lesbian】シリーズ風の、バリバリのレズエロスタイルになります。でもって、一試合目と三試合目には、ディルドでぼっこりの罰ゲームモードもつけようと思います。


 一試合目は、同じ大学の先輩と後輩のスパーリング、という舞台設定で、先輩の《黒子》が、後輩の《白子》に、やりたい放題やっちゃいます。んー、状況設定がわかりやすいように、文字情報で、ちょっと前フリしといた方がいいかな。

「バトル女子大・ボクシング部四年の《黒子》は、リングの上で下級生を苛めるのが大のお気に入りだった。今日も《黒子》は、部の練習が終わったあと、「レズボクシング特別個人指導」の名目で、一年生部員の《白子》に居残りを命じ、苛め目的のスパーに興じていた。・・・・」

 ・・・・ そんな感じのスーパーがフェードアウトしてからファイトシーンへ。スパーを始めるところからではなく、《白子》がコーナーを背負って《黒子》の攻撃を浴びている画(モノ自体がドエロ作品だから、ガッツリ乳首しゃぶられ中、なんていいかな)から、スタートさせます。つまり、この時点で、「すでに《白子》は気力も体力も限界に近づいている。でも、《黒子》はまだまだ、《白子》を解放する気はない。」 という状況なわけですね。

 一試合目は、基本的に《黒子》の全面ドミ展開なんですけど、攻めるだけってのも芸がないので、ファイトの進行中、《黒子》が、何度か《白子》を促して、パンチを振らせる、エロ攻撃を仕掛けさせるシーンを入れます。打撃攻撃の受けに回る場合は、軽くいなして避けるでもいいですし、これ見よがしに腹を出して、そこにヘロヘロパンチを打たせる、でもいいでしょう。でもって、まったく効いてない表情で、《白子》の攻撃をしばらく受けたあと、「まったく効かないわ。何やってるの?」 みたいなセリフのあと、再び攻撃に転じる、と。

 それ以外は、《白子》は自分から一切手を出さずに、受けに回ります(自分から《黒子》に近寄っていくのもNG)。表情は最初っから半ベソかいてるぐらいでいいでしょうね。もちろん、打撃攻撃に関しては適度にガード、エロ攻撃は適度に嫌がってください。

 ヘロヘロ感、ボロボロ感を出すためにも、《黒子》から打撃攻撃を受けたら、《白子》は早めにダウンしちゃった方がいいでしょうね。エロ攻撃の時も同様に、コーナーやロープを背負うとかで、身体が支えられている場合以外は、ちょっと攻められたら、すぐその場にへたり込んじゃう、で問題ないでしょう。

 《白子》がダウンしたら、《黒子》は、倒れている《白子》にエロ攻撃を仕掛ける、傍に立って《白子》に立ち上がるよう命令する、を適度に。時間の経過とともに、立てと命令された《白子》が立ち上がるタイミングを遅らせていくと、よりリアルな「もうダメです感」になると思います。…… そんな感じで、最後に《白子》イカされでファイト終了。

 ここからお仕置きモードに入りますが、一応、《黒子》にそれっぽいセリフをのたまってもらいましょう。

 「もうイっちゃったの。ホントに使えない子ねぇ。・・・・ じゃ、レズボクシングの試合に負けたら、どんなお仕置きを受けるか、それもちゃんと教えてあげるわ。」

 《黒子》はグローブを脱いで、《白子》のボトムを剥ぎ取り、ディルドつきのハーネスを装着。ま、あとはお約束の流れですね。で、「ディルドなお仕置きフルコース」を一通り終えたら、自分のグローブと、お仕置きに使った道具を、倒れている《白子》の傍に放り投げて、

「じゃ、あとかたづけよろしく。道具の手入れとリングの掃除。ちゃんと出来てなかったら、しばらく、その格好で部の練習に出てもらうわ。わかったわね。」

 こんなセリフを残して、《黒子》はリングから降りていき、リング上に放置された《白子》の画をフェードアウトさせて、一試合目終了です。

 このシナリオでは、《黒子》にしゃべってもらうシーンが多いので、《黒子》は、早い段階でマウスピースを外す方がいいでしょうね。逆に《白子》は、少なくとも、イカされの直前までは、マウスピース装着状態を続けます。その分、ファイトシーンの中で、一度か二度、《白子》にマウスピースを吐き出してもらい、《黒子》がそれを拾うように命令する、なんて形にすると、いい感じに仕上がると思います。


 二試合目。一試合目のとき一年生だった《白子》が、大学を卒業した直後、という時間設定です。例の前フリスーパーは、こんな感じになりますね。

「四年後。バトル女子大を卒業し、トップレスボクシングの道に進んだ《白子》は、そのデビュー戦で、《黒子》と対戦することになった。《白子》よりも先にこの世界に入った《黒子》は、当時、ややスランプ気味で、不甲斐ない試合が続いており、立ち直りのきっかけを模索していた《黒子》にとって、《白子》は、楽勝が見込める、願ってもない対戦相手だった。・・・・」

 上にもちょっと書いたように、二試合目は、レズエロ要素を排除した、普通のボクシングファイトで、途中まで《黒子》優勢で進めておきます。適度にクリンチなんかを挟み、《白子》だけ何度かダウンを見せる、ぐらいのバランスでいいでしょう。

 ここで、《白子》が、「逆転の一発」 を《黒子》に叩き込みます。状況としては、《白子》がダウンから立ち上がった直後、勝負を決めに来た《黒子》の大振りのパンチを《白子》がかわし、少しバランスを崩した《黒子》が《白子》の方に向き直った瞬間、顔面に一撃、ですかね。

 ここからはまあ一本道なわけで、何度か《黒子》ダウンを見せてから、お約束の大の字失神KO → 三試合目へ、でもいいんですが、せっかくなので、ちょっと小細工を。

 「逆転の一発」を食らった《黒子》は、よろめきながら後方に二、三歩下がってから、キャンバスに尻餅ダウン。立ち上がるんですが、完全に「足にきちゃってる」状態です。で、「足にきてるモード」のまま、ダメージ回復の時間稼ぎ狙い風のクリンチを混ぜながら、KOシーンまでに二回ぐらいダウン。ここらへんまでは、「足にきてるモード」を維持してる以外、通常の一本道と同じです。

 KOシーンは、大の字失神ではなく、「上半身はまだ多少マトモに動くけど、完全に足が言うことをきかない」風にします。立ち上がろうとして尻餅パターンですね。で、そのままカウントアウト。試合終了のゴングです。この画は、《黒子》の近くにロープがない方がいいと思います。

 でも、まだ、《黒子》は立ち上がって、試合を続けるする努力をやめません。おぼつかない足取りで《白子》に近寄り、《白子》にしがみつきます。で、マウスピースを外した《白子》が、

「もう試合は終わったんですよ、黒子先輩。敗者らしく、おとなしくキャンバスでおねんねしててくださいな。」

 みたいなセリフを吐いて、《黒子》の身体を自分から引き剥がします。で、よろめきながらちょっと後ろに下がり、そこで踏ん張った《黒子》に、おまけのアッパーカット。これでめでたく、《黒子》は大の字失神となります(ここでもう一度ゴングかな)。一旦、勝ち誇る《白子》の姿を見せてから、白目剥いてキャンバスに伸びている《黒子》に再びカメラを向けて、フェードアウト。・・・・

 んー、さすがに、ここまでの細工はやりすぎかなぁ。《黒子》を演じるのが、かなり演技力のあるモデルさんじゃないと、グダグダになっちゃいそうだから、普通に、大の字失神でカウントアウトでいいかも知んない。・・・・ ま、そんな感じで、二試合目終了です。


 三試合目は、エロレズボクシングモードでのリベンジマッチです。

「学生時代、おもちゃにしていた後輩の《白子》に、まさかのKO負け。この結果は、《黒子》にとって、到底受け入れることのできない屈辱だった。とにかく、先輩後輩の関係を思い知らせるためにも、一度、徹底的にやっつけておく必要がある。…… そう考えた《黒子》は、すぐさま、得意とするレズボクシングルールでの再戦要求を、《白子》に叩きつけた。」

 でまぁ、試合シーンをスタートさせるわけですが、上にも書いたように、序盤に《黒子》優勢を見せてから、徐々に《白子》が形勢を盛り返して行き、あとは、お仕置きモードまで含めて、一試合目の裏返し、という流れになるんで、あんまり細かい説明は必要ないでしょう。

 あー、セリフはちょっと考えなきゃいけないか。試合が終わって、お仕置きモードに入るときの《白子》のセリフは、概ねこんな感じですかね。

「学生の頃は、ずいぶん可愛がっていただきましたよねぇ、黒子先輩。私、いつか、そのときの借りをお返ししなきゃいけないって、ずっと思ってたんですよ。・・・・ そう言えば、レズボクシングの試合に勝ったら、どうやって負けた人を苛めればいいかも、ちゃんと教えていただきましたよねぇ。先輩の教えがどれだけ身に付いたか、しっかり確認してくださいね、黒子先輩。」

 あとは、試合中の《白子》ドミの入口あたりで、「私の実力が、いつまでも新入部員のときのままだって、勘違いしてらっしゃったんじゃないですか?」とか、「私だって、伊達に四年間、ボクシング部にいたわけじゃないんです。知恵も技術も、それなりに上達してなきゃおかしいでしょ?」 とかかな。・・・・ そんなことで、全裸に剥かれて、リングの上に放置されたの《黒子》の画をフェードアウトで、三試合目終了。ジ・エンドです。


 ここまでは、優勢劣勢のバランスとか、モデルさんの動きやセリフなど、シナリオそのものについて書いてきましたが、それ以外の事柄に関しても、あれこれ書き綴っていきたいと思います。まず、出演するモデルさんの理想像、と言うか、こういう基準でキャスティングできたらなぁ、みたいな話からいきましょか。

 《白子》役は、見た目、真面目そうな印象のモデルさんがベストでしょうね。派手な茶髪はNGで、肌も、日焼け肌よりは、白い方がいいでしょう。一試合目の設定が大学一年生ですから、その年齢に見合った顔立ちも欲しいところです。それと、最終的に、勝ち役に回ることなんかもあって、ボディの充実度よりも、「勝ち役になったときの表情が栄える」ことを優先したいです。

 《黒子》役は、一言で表現すると、「ちょっと遊んでるお姉さん風」 ですかね。《白子》と対照的なキャラの方がいいので、黒髪よりは茶髪、肌も、《白子》が白肌なら日焼け肌系で。で、こちらはヤラレなんで、あんまり表情はキツくない方がいい。被虐栄えしそうな顔立ちで、むっちりボディ、そう考えると、冒頭で紹介した仲村ろみひ嬢なんて、ホンマにビタッとハマるんですよね。


 それから、小道具類に関連するお話を。

 二試合目と三試合目は、普通の試合ですが、一試合目は部活動の場という設定なので、暗幕使うなり、照明を工夫するなりして、できるだけ、見た目的に違う環境であることを演出する必要があるでしょう(スタジオを替えて撮影するのが一番いいんですが、さすがにそこまでは要求しません)。もし、設置や取り外しの手間がそれほどかからないんであれば、例えば、あらかじめ、ロゴ入りの試合用キャンバスの上に、一般撮影用の無地のキャンバスを敷いておき、一試合目の撮影を終えたあとに、無地のキャンバスを取っ払って、残りの二試合をそれっぽいキャンバスで撮影する、なんて手があるかも知れません。

 それと、グローブとかコスとかにも、ちょっとこだわりたいんですよね。

 一試合目は、スパー終了からお仕置きモード開始までの間にグローブを脱いでもらいたいので、マジックテープ式のグローブを使いたい。三試合目のお仕置きモードも、グローブなしで進めたいんですが、こっちはちゃんとした「試合」で、(登場はさせないにしても)レフェリーなどの第三者の手が入ってもおかしくない状況ですから、二試合目以降は、ストラップ式のグローブをばっちりテーピングで。グローブを替えることで、違うリングで闘ってるというアピールにもなりますし(なんねぇか)。色は、スパーモードに使用するグローブはあまりこだわらなくていいと思うけど、試合用は、《白子》が赤で、《黒子》が黒ですね、やっぱし。

 コスにも工夫を。二試合目以降は、「試合としての正装」ってことで、トランクス方面に行くのが正解でしょうけど、一試合目は、試合コスではなく、下着っぽいボトムの方が、「部内の下級生虐め」みたいな雰囲気が出るんじゃないかと思うんですよね。《白子》は洒落っ気のない白パンティ、《黒子》はサテン地とか(レザーでもいいかも)の、「S系イケイケおねいさんの勝負パンツ」みたいなやつとか。

 せっかく、スパーモードと試合モードでコスを替えるなら、二試合目と三試合目でも、コスを替えてみる、ってのはどうだろう。

 二試合目は、普通のボクシングファイトですから、コスも正統派っぽく、SSSさんの女子ボ専用かなー。色は、《白子》が白もしくは赤で、《黒子》が黒ですかね。んー、でも、《白子》は、できればトリムの入ってない、純白トランクスがいいんだよなぁ。

 でもって、二試合目でそれっぽいトランクスを見せたので、三試合目はもっとエロい衣装に突っ走る手も充分アリかと。例えば、拙作「獣たちの夜会」のポザ絵で、「真紀×メイリン」の再試合編に使ったような、キワキワのトランクスみたいなのを、どっかで見つけてくるなり、作るなりしちゃうとか。あるいは、ボクサーコスとして見えるものであれば、トランクスにこだわらなくてもいいかも知んないですね。とりあえず、色は、《白子》が白赤ピンク系。《黒子》は黒が基本ですけど、ゴールドとかのキラキラ系でもいいと思います。


 このシナリオは、脳内で仲村ろみひ嬢を《黒子》に見立てて、「どうやったら憐れなヤラレ姿が引き立つか」みたいなことを探りながら組み上がっていったこともあり、かなり、《黒子》ヤラレに傾いてます。で、シナリオの全体像が出来上がったあとで感じたんですが、「先輩が後輩を苛める」というのも、これはこれでオイシイ状況なわけで、そういう要素をもっと強くしても、作品として充分成り立つかなぁ、とも思うんですね。

 もしそうしたいなら、二試合目を、部内の練習試合という設定にして、《黒子》の勝ちにしちゃう、って手もあるんですよね(トップレス戦にするなら、「ボクシング部」を「トップレスボクシング部」にする必要があるかも知れないが)。でもって、二試合目用に用意した、「スランプに悩む《黒子》が、楽勝を目論んで《白子》と対戦」を、三試合目用にスライドすれば、自然な流れになります。

 ま、エロエロなレズボクシング作品の中に、純粋なボクシングファイトを挟むのも、小細工しすぎっちゅう気がしないでもない。だから、二試合目もレズボクシングルールにしてもいいし(その場合は、《白子》ヤラレにする必要があるかな)、単純に二試合目をぶっ飛ばしちゃっても、それなりにソソるシナリオにはなると思います。


 ・・・・ とまぁ、そんなこんなで、エロレズボクシング馬鹿の眉月が割とマジになって書き上げた、エロレズボクシングDVD・《黒子》ヤラレ編のプレゼンは、これにて終了。んー、どっかのメーカーで、こんなの作ってくれませんかねぇ。
 


戻る