All about Erotic Fight #09 --- 2007.10.18

最近のお買い物レビュー(2007年10月編)



 ブログの方にも書いたように、今月の初めに、バトルさんで割とまとまったお買い物(ちうてもDVD3本だけど)をしましたので、レビューっぽいものを認(したた)めていくことにしましょう。対象となるのは、以下の三作品です。

   ・ 【トップレス女子キックボクシング 1】(マウスピース)
   ・ 【ザ・レズバウト 6】(Super Sonic Satellites)
   ・ 【レズバーリトゥード 2】(Impact)


【トップレス女子キックボクシング 1】(マウスピース)

 購入動機としては、やっぱりコス。丈が短めのトランクスってのは、最近あんまり見かけないですし、エロ系ボクシングものはやっぱこうでないと。プラス、赤コス・望月るい嬢の、ボディライン全体の「緩さ」がちょっとツボでした。それと、1ジョーカーさんが掲示板に寄せていただいたレビュー(こちらも合わせてご覧くださいまし)から、「まるっきりハズレ」でないことがわかっていたので、今回のお買い物の中では購入意欲一番手でした。

 一番の抜きどころは、KOシーンを含む緑コス・宝生はな嬢のヤラレ演技だということになるでしょう(因みに五試合分の勝敗は、宝生はな嬢の、勝・負・勝・負・勝)。四試合目より、二試合目の方がいいかな。正直なところ、このDVDは、彼女のヤラレ演技で持っていると言っても過言ではないと思います。相方の望月るい嬢の、仰向けダウンから立ち上がる姿もそれなりにエロいんですが、ダウンの不自然さ(無理して仰向けに倒れてる)と、表情の乏しさを考えると、はな嬢のダウンシーンに比べると、格段に見劣りしますね。

 キックボクサーとしての技術度や、ファイトの激しさという意味合いでは、正直、「売り物と呼べるかどうかと問われればノーと答えざるを得ない」程度のレベルでしょう。ダウンに至る過程も単調、大雑把だし(はな嬢がボディの連打でダウンするシーンもあるけど、あまりにも相手の攻撃を防御しなさすぎ)、疲労なりダメージなりが蓄積していく様子(これは自分がよく言う「衰弱していくさま」ってことです)の演出、演技に関してはゼロであると言えます。

 一番いけないのは、るい嬢の構えが悪いこと。腕の位置が落ちてしまっているので、はな嬢が近くからパンチを打つことができない(グローブを顔の前に構えていれば、それを目掛けて、グローブには届くが顔には届かないようなパンチを打つことが出来るハズ)、加えて、自分からもジャブのような小さいパンチが自然に出せない。エロ系のボクシングには極めてありがちですが、見た目も不自然ですから、構えが悪いだけで、ファイトシーンの緊張感は台無しになります。制作サイドはこの辺りを充分理解し、撮影前にモデルさんにレクチャーしておく(確認しておく)べきでしょう。

 演出面では、自分が前から口を酸っぱくして言ってることなんですが、ダウンカウントが間延びしすぎ。これをやると、ダウンしたモデルさんが、「カウントの進行待ち」をしてしまい、立ち上がる動きが不自然になったり、KOシーンでも「やることがなくなっちゃって」、やっぱり動きが不自然になる。ダウンシーンで尺を取りたいなら、一回の長さよりも回数を増やせばいいんです。あと、ダウンしたモデルさんが若いカウントで立ち上がっても、カウントは最低8ぐらいまで進めた方が、間違いなくいいものに仕上がります(そのためにも超遅延カウントはいけない)。次作は、ここいらについて、是非改善していただきたい。

 小道具的には、好みの問題だろうけど、どうもスネ当ては萎えなんだよなぁ。このファイトレベルであれば、モデルさんの保護を考える必要もないだろうし、コス的に肌の露出多めってことも考え合わせて、ここは思い切ってサポーター(下に書いた【レズバーリトゥード】シリーズで使ってるようなやつ。まったくの裸足より、こっちの方がエロいと思う)に路線変更してもらえないですかね。それから、Windyのグローブは、Winningのものに比べて丸みがあって、非常にいい感じです。

 全体的に、モデルさんの教育も含め、いろんな意味で演出の拙さが印象に残りましたが、「宝生はな嬢の悶絶ダウンが破壊的にエロかったので許す」ってことにしたいと思います。


【ザ・レズバウト 6】(Super Sonic Satellites)

 抜きネタ的に、濃い目のイカせファイトDVDを一発補充しておこうと思ったので、SSSさんのレズバウトをチョイス。最新作の【7】は、モデルさんのお顔立ちが好みでなかったのでパス。で、【6】のモデルさんの美形度&脱がし度合いを取るか、【5】の乳充実度を取るかでかなり悩んで、ジャケット写真だのサンプルムービーだのを秤にかけた結果、「【5】は確かに乳は充実してるが、動きや表情から察するに、モデルさんのやる気的にどうよ?」という結論に落ち着いて、【6】を購入することにしました。

 全体の流れを、脱ぎ具合を含めてご紹介すると、

 立ったままキス → 水着の上からの乳と股間のまさぐり合い状態から、青木真琴嬢が横山翔子嬢を押し倒して、何となく試合開始 → 翔子嬢イカされ負けでゴング(この時点で真琴嬢は上半身水着がはだけた状態、翔子嬢はすでにスッパ) → 翔子嬢「まだまだやれるわよ」で、そのまま二回戦に突入 → (二回戦の途中で真琴嬢もスッパに) → 翔子嬢再びイカされ負けでゴング → 翔子嬢「(一回戦の終わり以上にグッタリしながらも)まだ終わってないわよ」 真琴嬢「何? ここまでされてまだやる気なの?」で三回戦突入 → 翔子嬢三たびイカされでジ・エンド。

 こんな感じになりますかね。二回戦目の最中に、多少翔子嬢が攻勢に出る場面もありますが、基本的には翔子嬢が一方的にヤられる展開です。

 どちらのモデルさんも、割と早い段階で乳出し状態、および全裸状態になってくれているので、脱ぎ度合いとしては満点を差し上げてもいいと思います。また、全編に渡って、ヤラレ役の横山翔子嬢が、いい感じのヤラレ顔、ヤラレ声をしてくれていますし、三度の「イっちゃった」演技も非常に魅力的なので、この点もポイント高いです。

 一つ難を上げると、ライティングがちょっと偏りすぎですかね。妖しい雰囲気を演出したいのは充分わかりますし、その効果もよく出てはいたと思うんですが、「おいしい部分(翔子嬢のヤラレ顔)がモロに影に入り、真っ暗で見えなくなっちゃう」箇所がいくつかありました。あとは、攻め役担当になった青木真琴嬢が、セリフ回しにあまり邪悪さみたいなものが漂わず、今一つキャラ立ちしなかったのがちょっと残念、ってことぐらいですかね。

 個人的には乳充実度が足りない気もしますが、モデルさんの質もそこそこ(ヤラレ役の翔子嬢が美形であるのは大きい。目立たないが、真琴嬢はややお腹ゆるめ)なので、イカせファイトDVDとしては、「全編に渡って安定している優良作品」と言っていいんじゃないかと思います。


【レズバーリトゥード 2】(Impact)

 Impactさんの【レズバーリトゥード】シリーズ、Medusaさんの【イカせ勝ち対決】シリーズ、この中からどれか一本買ってみるか、ってのは前から考えてました。どちらも7月と8月に一作目、二作目が出て、「んー、どうも今一。次あたり、どっちか当たりが出るかも」と思って待ってたんですが、10月になってもどちらも次が出て来ない。もういいや、ってことで結局この作品にしました。購入の決め手としては、こんな感じです。

 @足のサポーターっぽいのが何となく気に入った。
 A吉永あき嬢の薄手の白シャツ&浮き乳首ってのはエロいんじゃないの?
 B北島あゆか嬢の黒肌とおっぱいに惹かれた。

 んで見てみましたけど、…… んー、これはハズレかなぁ。確かに白シャツ&浮き乳首も、黒肌&おっぱいも期待通りのエロ度ではあったんですが、全編を通して、致命的に「脱がし不足」ですね。

 脱がし具合をリポートすると、「一本目(あゆか嬢ヤラレ)」シャツ、トップスを脱がし合うところまでで、ボトムウェアの脱がしはナシ。「二本目(あき嬢ヤラレ)」あき嬢が乳が見えるまでシャツをたくし上げられ、上パンツ(この下にもパンツを穿いてる)を膝まで下ろされる。あゆか嬢は脱がされ的に無傷。「三本目(あき嬢ヤラレ)」二本目と同じく、あき嬢が乳が見えるまでシャツをたくし上げられるのみ(尚、作品内では、一本目、二本目ではなく、「Round 1」、「Round 2」という呼び方になっています)。

 総合用のグローブを使ってはいますが、指は自由に動くはずですし、エロレズファイトなんだから、もっと脱がさないと。特に、自分的にはあゆか嬢のおっぱいに期待してただけに、すごく残念でしたorz

 じゃぁ総合格闘技としてのファイトの質はどうか、って言うと、これも今一。組み合うなりなんなりで、相手と身体がくっついている状態のシーンはまあ見られるんですが、相手から離れて、立った状態でパンチ、キックを出すシーンは、モデルさん二人とも構えが「立っちゃって(背中が丸まっていないという意味合い)」て、何とも迫力に欠ける。総合ファイト風味としても今一、脱がし度合い的にも今一。モデルさんが超美形とか超美巨乳(乳の充実度は大切なのだ)とかいうわけでもない。正直、ウリが見えてこないんですよね。

 KO、と言うか、イっちゃったシーンの充実度も低いです。イっちゃったシーン演技の王道って、「@喘ぎ声が荒くなる → A叫び声と共に全身からガクンと力が抜ける(これが『イった瞬間』) → B痙攣and/or失神」、とりわけ、@とAの落差みたいなものが一番肝心じゃないかと思うんですが、この作品には計三回の「イっちゃったシーン」とも、この落差がないんですね。

 加えて、Aから間髪を入れずにゴングを鳴らしてしまっている(Aの「途中」という見方もできる)ので、勝者と敗者の構図が出来上がった瞬間の『タメ』みたいなものもない。ゴングを鳴らすタイミングが早すぎるんですね。こいつも萎え、と言うか、「イっちゃったシーン」の魅力を削ぐ結果になっています。

 ここで、脱がし度合いを高めるための提案を一発。「一本目なり二本目なりを取られたら、その負けた回で脱がされたコスは、次回のスタート時に着用できない」ってことにしてはどうでしょうかね?

 この作品を例に取ると、一本目を取ったあゆ嬢は、一本目のスタートと同じコスの状態で二本目を闘うけど、一本目で負けたあゆか嬢は、一本目で脱がされたトップスをせず、トップレスで二本目をスタート。二本目→三本目では、二本目を取ったあゆか嬢は、トップスを付け直して三本目に臨むでもいいし、トップレスのままでもいい。二本目負けのあゆ嬢は、半脱がしにされたシャツと上パンツなしの、トップレスに下青パンツで三本目スタート。これなら、脱がし度合いも充実しますし、「負けた分のペナルティ」みたいな要素も盛り込めるし、いいことずくめじゃないでしょうか(ま、制作サイドが「脱ぐよりファイターコスの方がエロい」と考えてるなら、この提案は思いっきり空振りに終わっちゃうんですけど)。


 そんなことで、上記作品について、ご質問などございましたら掲示板へどぞー、…… ってなことを書いてたら、バトルさんのHPに、いきなり『レズバーリトゥード3』がUPに。「予定あるならあるって、もっと早く言えゴルァ」とか思いつつ、内容を見ると、自分的にはエロレズファイトとしてはかなり萎え(ボクシングでもそうだけど)な、「バリ身長差対決」である由。ふう、待ちミスにならなくて良かった。ただ、スライドショーの写真を見ると、ちっこい側担当・立花なお嬢の浮き乳首はそこそこエロい。こりはトプレスでないボクシングものでもアイデアとして生かせるんでないのお客さん、って感じでした。


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