【Boxing of the Lesbian 2】のレビューに行く前に、一つ、白状しておきます。それは、この小文集の第六回、第七回で、【Boxing
of the Lesbian 1】のレビューを書いた際、「嘘にならないギリギリのラインで、できる限り、賞賛する方向のコメントをしたこと」です。と言うのは、自分としては、SSSさんのレズBOX作品ということで、確実に、(「sexy
woman's chest」という部分も含めて)シリーズものとして生き残ってもらいたい、という意思があって、自分のレビューを読んだ方にマイナスイメージを与えることで、「じゃぁパスしとくか。」と思われたくなかったんですね。売れれば次も出るでしょうし、売れなければ次がないかも知れないですから。まぁ、自分のコメントがDVDの売上に与える影響なんて、ゴミみたいなもんでしょうけど、それでも自分から(まして、発売日からそれほど日が経っていないうちに公開する文章ですから)、「パスしときな」的なことは言いたくなかったわけです。どうかご勘弁を。
で、今回、めでたく【Boxing of the lesbian 2】も、「sexy woman's chest」という路線のまま世に出ました。SSSサイト内での扱いもいいし、シリーズものとしてポシャることはなさそうなので、今回からは、ちゃんといつもの目線で、ビシビシいくことにします。
例によって、全体的な構成から。前回と同じ、KO決着の三本勝負で、ランニングタイムは1時間強と前作よりかなり長く、一本目から三本目までそれぞれ20分ぐらいですね。
一本目は、松沢優嬢がやや優勢でスタートし、お互いに何度かダウンを奪い合ったあと、中盤あたりから、優嬢が石原あすか嬢を一方的にドミる展開となり、最終的に、優嬢があすか嬢をKO。二本目はその逆で、序盤から、あすか嬢が優嬢をドミりまくり、そのまま、あすか嬢が優嬢をKO。三本目は、ラストのラストまで一進一退を繰り返し、最後は、優嬢をロープに追い詰めたあすか嬢が放ったフィニッシュブローを優嬢が間一髪でかわし、逆転の一発をあすか嬢のアゴにヒットさせて、優嬢が劇的な逆転KO勝ち。……
と、こんな感じのシナリオになってます。
また、今回は、インターバルということで、一本目と二本目の間と、二本目と三本目の間に、モデルさんにコーナーのストゥール(ゲームセンターのテーブルゲームに使ってるような、フレームが金属製のやつ)に座ってもらって、うがい、腕を揉んでもらう、マウスピースを咥えさせてもらう、なんていうシーンが収められています。
あと、一本目の前に、数秒間ですけど、二人の睨み合いシーン(セリフもちょこっとアリ)、それから、三本目のあと、つまり勝負が終わったあとの最後の最後に、試合を終えた二人が、笑顔で乳繰り合い、みたいなシーンなんかも入ってます。ですから、全体の流れとしては、「睨み合いシーン」
→ 「一本目」 → 「インターバルシーン」 → 「二本目」 → 「インターバルシーン」
→ 「三本目」 → 「仲良くなった二人の乳繰り合いシーン」ってな感じになります。
攻撃パターンとしては、SSSのHPでの監督さんのコメントにもあるように、顔へのパンチがふんだんに盛り込まれています。プラス、前作の、乳揉み、股間パンチ、股間擦り、というラインナップに加えて(キス攻撃と乳パンチは、ちょっと減ったという印象)、今作では、乳舐めシーンも多く見られます。
今回は、一本目と二本目が非常に印象的なKOパターンだったので、そのあたりにも最初に触れておきます。一本目は、KOシーンの直前に、優嬢のエロ攻撃コンビネーションの前に、あすか嬢が、「立ったままイっちゃ」って、半泣きの表情でだらしない声を洩らしながら、超内股になって股間を抑えて立ち尽くしてしまいます。そのあすか嬢のアゴに、優嬢がアッパーを打ち込み(押し込んだ感が強いが)、ロープからリバウンドしたあすか嬢が仰向けダウンで、そのままカウントアウト。
二本目はこの逆で、股間パンチを連打された優嬢が、これも「立ったままイっちゃ」って、あすか嬢が、無防備になった優嬢のアゴをしゃくりあげる。で、ロープから撥ね返った優嬢が大の字ダウン、そのままカウントアウトされます。この、「イかされちゃった」
→ 「一時的に動けなくなる」 → 「フィニッシュブローを食らう」 → 「イっちゃった感のあるダウンでKO」
って流れは、かなりいい感じでしたね。特に、優嬢の、「今イきました」の演技は、いい味出てました。
それから、女性レフェリー起用ということで、個人的にはすんごく期待してたわけですが、ダウンカウントが女性と思しき声にはなったものの、従来どおり、声がするだけでした。あとは、ダウンから立ち上がったモデルさんがファイティングポーズを取ったときに、まだ闘う意思があるかどうかを確かめる感じで腕をホールドする、勝負が決まったあと、勝者の腕を掲げる、加えて、インターバルシーンの時に、「腕から先だけ参加」って感じ(これはレフェリー役がやってるのではないかも知れないが、多分同一人物)で、それ以上に姿は見えていません。
では、ここからは、思いついたことを、思いついたなりに。
まず、前作ではまったく細工が見られなかった肌のテカリ、濡れ感に関しては、スタートの時点で、テカテカのヌルヌル、って感じでした。スタートから、ってことで、多少やりすぎの感もしますが、テカリ、濡れナシの前作に比べれば、格段にエロ度はアップしています。片方がダウンしたとき、カメラがそっちを追っている間に、ダウンさせた方のモデルさんの身体に水をかける、なんて小技も使っているようです(もしかすると、グローブに油分追加、なんてこともやってるかも)。もちろん、今のレベルでも充分ですが、ダウンさせた時間の経過に伴う、濡れ、テカリの変化(オイル系の、やや控えめの綺麗なテカリでスタート
→ 時間が経つに連れて、水系の濡れ度合いを上げて行き、ラストはぐちょ濡れ状態に)みたいなものが演出できれば、さらに良化が見込めるのではないかと思います。
次に、超スローカウントをやめた点。平均すると、1カウント当たり、1.5秒ぐらいで、かなりいい感じです(個人的には、もうちょっと、カウント当たり2秒ぐらいまで引っ張ってもいい気がしました)。あと、KO及びその直前のヘロヘロ状態のダウンでは、セブン、あるいは、エイトあたりから、少しだけカウントを遅らせ、カウントの声を大きくする。こんな小技を使うと、緊迫感が増して、さらにいい感じになるんじゃないでしょうか。
あと、前作では、「周囲のスタッフと目で合図」をしているのが目立ちましたが、これはかなり目立たなくなりました。細かい部分ですが、こいつも良化ポイントとして挙げておきます。
ライティングに関しては、拡散している光の量を絞り(「拡散」の使い方が間違ってるかも知れないけど、要は、かなり暗い背景になってるってこと)、影の方向を見ると、全体的に上からライトを当てて撮ってるみたいですけど、確かに妖しい感じの雰囲気は出てます。でも、モデルさんの顔にライトが当たらず、暗くて表情がわからなくなっちゃってることが多い。表情(特にヤラレ顔)は、高い商品価値なので、これは何とかする必要があるでしょう。
前作みたいに、「オイシイ部分が枠からはみ出す」ってのは少なくなったですが、まだ、カメラが被写体(モデルさんのことね)に近すぎる気がするなぁ。プラス、映像を傾斜させ過ぎ(縦長の画像をカメラの枠内に収めるために、横向き、斜め向き画像になる)だと思うんですよね。ズームのきつい、ロープとかの背景があまり見えない状態でこれをやられると、モデルさんの身体がどのくらい反り返ってるのか、とか、腰がどのぐらい落ちてるのか、とかが、非常にわかりづらい。あと、カメラの切り替わりが早すぎる箇所が多いかなぁ。好みの体勢、アングルになって、「ここは抜きどころ!」って思えるところがあっても、すぐに別カメラに切り替わっちゃうと、これはこれで、かなり悲しいものがあります。
女性レフェリーについては、上にも書きましたけど、はっきりと期待ハズレでした。加えて、つか、カウントストップ後のセリフが、どちらかと言うと邪魔。「大丈夫?」とか、「頑張って」とか、言う必要なんてないと思うんですけどね(敢えて口にするなら、「OK?」ぐらいか)。正直に申し上げて、この件に関しては、女性を起用したことのメリットは「なかった」、と言い切らせていただきます。
この、「ダウンのときにレフェリーが手だけ参加」に絡んでもっと言うと、まず、レフェリーに腕を掴ませるために、ダウンしたモデルさんが、レフェリー役の居る方に身体を向けることになるわけですが、これが不自然に見えてしまいます(本来であれば、レフェリーが選手の正面に回るわけだから)。
この現象は、レフェリーを隠すのをやめれば解決するわけで、レフェリーが画面に出せない女性なら、堂々と映れる男性の方が全然マシでしょう。ダウンから立ち上がったけど、ヘロヘロ状態でファイティングポーズが取れない
→ だらんと垂らした腕をレフェリーがむりやりリフトアップし、胸の前に構えさせる
→ ヘロヘロ状態のまま試合続行、とこんな感じにすれば、「負けたくないけどもうちょっと休んでいたい状態」を演出できるんじゃないでしょうかね。
ボトムウエアについて。これは、監督さんの主義主張や、好みの問題の部分でしょうけど、今回に限って言えば、それ以前の問題として、「難アリ」だと思います。と言うのは、長身痩躯のあすか嬢に関しては、かろうじておヘソも出てるし、まだいいとしても、彼女に比べて20cm近く身長が低く、お腹周りがかなり元気一杯の優嬢には、正直似合ってない。股上側が長すぎるので、ヘソが隠れちゃってるし、何かこう、股から上を無理して引っ張り上げた、みたいになっちゃってるんですよね。多分、色違いのまったく同じサイズのものだと思いますが、ボトムウエアって、トップレスボクシングビデオがエロいかエロくないかの「キモ」の部分だと思うので、ちゃんと、モデルさんの体型、サイズを考慮した上で、どういうものを使うか決めてもらいたいです。
とは言うものの、今回のボトムウエアの材質は、濡れ跡がなまなましい感じで、非常に結構。二本目のKOシーンで、ダウンした優嬢の股間がアップになるんですが、大事な部分がびちょびちょ濡れちゃった状態(アソコの毛が透けて見えてるのかも知れないが)に見えます。この、優嬢の股間のシミは、「レズボクシングビデオ史上に残る、エロ度MAXの映像」じゃないかと思いますね。
ダウンシーン。全体のバランスを考えるとちょうどいいぐらいの回数ですかね。今回は、モデルさんに、仰向けにダウンしようという意思が感じられます。これはこれで非常に結構なことだとは思いますが、ちょっとやり過ぎの感じかなぁ。倒れ方は自然が一番。あまり細工をしなくてもいいと思うんですけどね。
立ち上がるときの「気だるさ」の演技は二人ともなかなかいい感じにできてはいますが、レフェリーにファイティングポーズを向けるところで、この「気だるさ」が飛んじゃってる(腕がすっと上がり、元気に見える)箇所が多々あります。やっと立った演技をしたときは、ファイティングポーズを取るところまで、きっちり「気だるさ」を醸し出して欲しい。中途半端に腕を上げ、レフェリーにフォローさせる(腕を掴んで胸の前に構えさせる)ぐらいが丁度いいかと。
あと、打撃以外の攻撃(例えば、乳舐め&股間擦り攻撃で腰が落ちていき、最終的に倒れちゃうとか)でダウンしたときに、「スリップ」として、カウントを取らない箇所がありますが、打撃と同様に「効いちゃってる」わけで、これは普通どおりカウントを取るべきでしょう。エロレズボクシングですから、回数的にももっと増やしてもいいんじゃないかと思います。
一本目と二本目のKOからエンディングまでの流れ。作品中では、「@カウントアウト」
→ 「A勝者が敗者の顔を踏みつけて軽く罵る」 → 「Bレフェリーがストップをかける」
→ 「Cレフェリーが勝者の腕を掲げる」でフェードアウト、となっていますが、Aの状態がかなり長いこと(一本目で1分弱、二本目で30秒ほど)続いたのに、レフェリーが慌て声でストップをかけるのが不自然に感じます。
それと、どちらもKOされる側のモデルさんの、頭の向きの延長線上にKOした側のモデルさんが立っていて、カウントの後半は両方をカメラの枠内に収める(そのアングルで@からAに繋がっている)ために、カメラが、KOされる側の足側からのやや煽りアングルになっちゃうので、KOされる側のモデルさんの顔が映っていないんですよね。KOに至るダウン中の、苦痛と絶望感(プラス、イっちゃった、イかされちゃった感)の入り混じった敗者の表情ってのは、最高の商品価値なわけで、これを提供しないのはマズいのではないかと。
この問題は、@ → A → B → Cの順番を、@ → C → Aにすれば解決すると思います。カウント中は、ちゃんと顔が見えるアングルから、KOされる側のモデルさんをカウントアウトまできっちり収めたら、すぐにレフェリーが勝者の腕を掲げるシーン(敗者側をカメラアングル内に入れる必要なし)を10秒ぐらい収め、敗者いじめに移行。顔だの乳だの股間だのを適度に弄くったあと、「次も気持ちよ〜くイかせてあげるからね。」とか、「もうやめる〜? それとももう一回、リングの上でイかせてもらいたい〜?」みたいなセリフを残して敗者から離れていく勝者を追って、さらに放置された敗者の姿をじっくりお届け。こんな感じでいいんじゃないですかね。あと、敗者弄りに関しては、「いやがる敗者の腕やグローブを爪先で払う」なんて小技も混ぜてはいかがでしょう?
インターバルのシーン。一本目、二本目ともに、ラストは一方的な状態だったにもかかわらず、前の勝負の勝者側に、疲れた感、やられちゃった感が漂いすぎて、勝者として過ごすインターバルと敗者として過ごすインターバルの差、みたいなものが伝わって来ないです。少なくとも、勝者側は、前の勝負を勝ったことの満足感とか、余裕とかが、表情や動きに表れて然るべきでしょう。
インターバルに関して言えば、給水のシーンでは口をもっと大きく開けるとか、うがいをするときにもっと口を早く動かすとか、バケツに水を吐き出すとき、もっと普通に勢いよくやるとか、細かいけど改良すべき点は、まだあるんですけどね。あと、セコンド役が腕や脚をマッサージする(この腕の動きは遅すぎ。セコンドは疲れてるわけじゃないんだから、もっとちゃっちゃっと動いてもらいたい)よりは、ボトムウエアのお腹辺りを引っ張り、大きく深呼吸させる、みたいな方がエロいんじゃないでしょうか。全体的に、もちっと構成を見直す必要アリでしょうね。
マウスピースの扱い。うーん、これはもうどうにもならないのかなぁ。マウスピースを外すことに積極的過ぎるように思えてしかたないんですよね。三本目の、優嬢の一発目のダウン以外は、二人とも、すべて最初のダウンでマウスピースを吐き出しちゃってる。二本目なんて、試合開始のゴングが鳴ってから、最初のダウンで吐き出すまで、優嬢がマウスピースをしている時間が12秒しかないですからね。乳舐め攻撃をする、セリフを聞かせる(二本目のあすか嬢のセリフは結構良かったけど)と、マウスピースが邪魔になるシーンがあるのはわかるんですけど、もう少し、マウスピースをしている状態を引っ張ってもいいんじゃないかと思います。
上に書いたとおり、決勝の三本目は、顔パンチで優嬢の逆転KO勝ちになるわけですが、これプラス、エンディングまでの流れは、個人的にはノー・サンキューだったなぁ。自分としては、この作品を「ボクシングコスでのエロレズファイト」として見てるわけで、前作に当たる【1】も、きっちり勝者と敗者の構図で終わってるし、まして、一本目、二本目が、んもう「これぞエロレズボクシング」って感じの「イっちゃったKO」でしたから、それっぽい結末を予想してたんだけど、ラストで見事に肩透かしを食った感じです(加えて、自分は、「逆転の一撃」は好きでないタチだったりするもんで)。
もちろん、こういうエンディングにたまらなく興奮するマニアの方も数多くいらっしゃるでしょうし、逆転の一撃をモロにくらったあすか嬢がキャンバスに倒れていく様をスローで見せてるとか、演出的、技術的にも優れているものだとは思います。それはわかるんですけど、この作品でやる必要があったのかなぁ、って感じはしますね。
逆転の一撃云々はまあいいとして、こういうエンディングに持っていくんであれば、ラストの乳繰り合いシーンももっと派手にして、「キャンバスの上に寝っ転がって、敗者が勝者を気持ち良くイかせてあげる」ぐらいまで行って欲しかったかなぁ。あー、そうすると、イかされるのが優嬢になっちゃうか。じゃぁ、逆で(笑)。
監督さんが「今作品へのこだわり」として挙げていた、顔パンチですが、……
んー、微妙なところ。作品内では、相手に当たらないようにして、顔の前で腕をスイングするという方法と、ゆっくりと相手の顔にグローブを当て、そこから押すようにして相手の首を捻るという方法の、二パターンを使っています。この後者のパターン、既存のビデオとしてはいいセンまでは行ってるとは思うんですが、まだまだ自然には見えない。特に、優嬢は、顔以外のパンチを打つときに、強く早く腕を振る感じなので、あすか嬢の顔にグローブを持って行くゆっくり加減が目立っちゃうんですよね。で、この部分が、この作品に於ける顔パンチが、萌えと萎えのどちらか、って点で捉えると、どうしても萎えの方向に針が振れちゃう。最後の、「優嬢逆転の一撃」は、絵的にも技術的にも、すごくいい感じに撮れてるんですけどね。
全体から見た顔パンチの比率は、もう少し落としてもいいんじゃないかなぁ。エロレズボクシングなんだから、エロ攻撃の部分をもっとレベルアップさせて、それをじっくりまったり見せてくれればいいと思うんですけどね。顔パンチの比率を維持するなら、技術的に、もっと自然に見せる工夫が必要があると思います。
じゃぁ、そのエロ攻撃はどうだったか、と言うと、やっぱり、バリエーションとして、乳舐め攻撃が加わったのは大きいですね。この、乳舐め、乳しゃぶり攻撃は、エロ度も高いですし、例えば片方のモデルさんがロープ際なりコーナーなりに追い込まれたときなんかに、攻めてる側が、「自分の両腕で相手の両腕の自由を奪った状態でも可能」ということで、動きを自然に見せられる(特にヤラレ側が自ら進んで無防備になるような動きをする必要がない)、というメリットもあります。
でも、本当のところ、乳舐め、乳しゃぶりに関しては、もうちょっと踏み込んでいただきたかった。舌を長く伸ばして、相手の乳首をレロレロやるばかりで、乳輪あたりまでがっつりかぶりついちゃって、しゃぶりまくり、みたいな攻撃までは、あんまり行ってなかったです。特に優嬢は、あすか嬢よりもかなり身長が低いので、「相手の乳を、よりしゃぶり易い立場」だっただけに、「舐め」だけでなく、「しゃぶり」まで、バリバリに行っちゃって欲しかったですね。
それから、攻撃のバリエーションで見ていくと、顔とかお腹とかをグローブを押し込むようにしてぐりぐりやる、ってのはどうかなぁ。あんまりボクシング的でも、エロ的でもない気がします。そんなら、揉むなり擦るなりしゃぶるなりしてくれた方がいい。あと、「ぷるんぷるんいわすような感じで、嬲るように相手のおっぱいを叩く」ってのも加えてみてはどうでしょうかね。ドミ展開の終盤なんかだと、結構いい味出るんじゃないかと思うんですけど。
ヤラレの演技としては、どちらのモデルさんにも、及第点を差し上げていいですかね。ただ、優嬢はどうしても、「顔の造形が微笑み顔」なので、例えば、ダウンしてやっと立ち上がった、なんてシーンでも、「やっと立ち上がった感」が薄い。ですから、単純に「ヤラレとしてどちらが魅力的だったか」と考えると、あすか嬢に軍配が上がりますね。
いやぁ、それにしても、この、石原あすか嬢はいいなぁ。全体的にかなり細めの身体つきだけど、乳はしっかりある。巨乳、爆乳って感じではないけど、実にこう、「攻め甲斐のあるおっぱい」、「苛め甲斐のあるおっぱい」ですねぇ。そこそこ美人で、且つ、乳はちゃんとあるけどお腹に余分な肉がほとんどついてない、ってのは、乳出しエロボクシングのキャストとしてはすごくポイントが高い。さらに、ちょっと日焼けした感じの肌の色が、テカテカボディになると、かなりエロい感じになりますしね。ヘロヘロ感溢れる演技も上出来でしたし、『濡れエロボクシング』
のヤラレキャラとしては、かなり上質じゃないかと。こういうところの人選は、さすがSSSさん、って感じです。
あー、ちょっと横道に逸れちゃったので、話を戻しましょう。上に書いたヤラレの演技っていうのは、あくまでも、「衰弱して『いる』さま」であって、「衰弱して『いく』さま」ではないんですね。で、この、「衰弱して『いく』さま」ってのは、すごく大切なものだと思っているんですが、C.Ronald監督渾身の一作(SSSのHPを見るとそんな感じ)であるkの作品でも、この点ではまだまだです。
加えて、「ボクサーとしての本来の動き」として不自然なものも、かなり見受けられます。上の、「衰弱して『いく』さま」という部分も含めて、気になった箇所を挙げていくと、
と、こんな感じになりますかね。ボクシングビデオとしてクオリティの高いものを目指すのであれば、撮影前に、ここいらをモデルさんにちゃんとレクチャーしておく必要があるでしょう。
とまぁ、まだまだ改善すべき点は多いものの、今回の【Boxing of the Lesbian
2】は、前作分のレビューで自分が指摘した点が大幅に改良されていたり、提案として記したものが採用になっていたりして、いろんな意味でブラッシュアップされており、前作と比べると一段上の作品に仕上がっているように感じます。冒頭にあるように、前回は、「他のお客さんに買ってもらうために、レビューの印象を多少粉飾」しましたけど、今回は、そういう小技に頼ることなく、堂々と、「エロい。買っときなさい」と言える作品だと思います。
ところで、【1】のレビューに提案として書いた、「勝負間にコーナーではぁはぁしているモデルさんの姿を見せる」、「女性レフェリーを採用する(ちょっと自分がイメージしていたのとは違う形になったが)」が、どっちも【2】で実現したことで、「こりゃぁ、提案すればやってくれるんでないの?」との激甘期待を込めて、今回もやや悪ノリ気味の提案を一件してみようと思います。それは、「コス剥ぎ」。ボクシングの場合は、グローブをしているので、勝者が敗者のコスを脱がすってのは物理的に難しいけど、【2】ではレフェリー役という第三者の手が入ったことで、この物理的な問題もクリアできることになります。
出演するモデルさん二人に、エロ目のパンツ(MEDUSA【拷問ボクシング 2】の、白コス娘さんのボトムみたいなのがいいですかね)の上からトランクスを穿いてもらった状態で一本目開始。で、勝負がついたら、レフェリーさんに、敗者のトランクスを脱がしてもらう。でもって、それを勝者に渡し、勝者が「戦利品」を掴んだ状態で、敗者を弄る。そうすれば、絵的にも、「勝者と敗者の落差」が演出できるのではないかと。で、二本目は、「トランクス対エロパンツ」でファイト。当然、トランクス娘がKOされて、トランクスを剥がされ、「エロパンツ同士」で三本目に突入。そんで、負けた方は、最終的に全裸にされる、と。
この提案のキモとして、もちろん脱がしもそうではあるんですけど、それ以外に、「トランクス姿のボクシングファイトを見せる」という部分もあります。トランクスって、ボクシング用のコスとしては一番トラディショナルなもののハズなんですけど、最近ボクシングもののビデオが結構な数出てきてるものの、トランクスを使ってるものって、驚くほど少ないんですよね。自分もそうですし、エロボクシングフェチの方って、トランクス姿に萌える人も、それなりに存在すると思うんで、ご一考いただければ、と考える次第です。