All about Erotic Fight #07 --- 2007.05.17

【Boxing of the Lesbian 1】 おまけコメント



 前回、SSSさんの 【Boxing of the Lesbian 1】 のレビューを書いたわけですが、書きたいことはあれ以外にもあって、一緒にするととんでもない量になりそうなので、前回分はレビューという形にはまりそうなものだけにしておき、それ以外のものを、こちらに集めることにしました。ってことで、【Boxing of the Lesbian 1】番外コメント編スタートです。


 今回、【Boxing of the Lesbian 1】(監督:C.Ronaldさん) と一緒に、【ザ・レズバウト 1】 (監督:Metabomさん)を買いました。

 以前、ブログに、「ジャケット写真やサンプル映像を見ると、SSSの二人の監督さんでは、こんな風に作品のテイストが違うんじゃないか」みたいなものを書きましたが、実際に、一本ずつではあるものの、それぞれの監督さんの作品を、サンプル映像だけでなく本編も一通り見ましたので、あらためて、そこいらを自分がどう認識したか、みたいなことについて、番外コメント編の一発目として、ちょっと記しておきます。

 まず、少しだけ Metabomさんの方に触れておきますが、これは、何となく、サンプル映像を見た段階の自分の認識で、合ってるような気がしました。

 【ザ・レズバウト 1】 は、プロレス用のリング、プロレスっぽいコス(競泳水着とシューズ)を使用していますが、プロレスとしてのアクションは、ゼロと言っていいほどで、キスシーンを除くと、終始乳や股間への愛撫攻撃を繰り返すだけでした。

 ドミテイスト云々については、それほどきつくはなかったかなぁ。二試合(前半分は、「二人は、一週間前にも試合をしていた」みたいなノリで展開)で、どちらも勝者が同じ、二試合目のラスト十分以上、攻勢守勢が変わらない、同じく二試合目、佐藤えり嬢がイかされた後も、椎名りく嬢が、さらにえり嬢を攻める、と、それっぽい感じはするんですが、ドミテイスト的には、やろうと思えばもっといけるでしょうし、ちょっと中途半端かな、って気もします。

 ああ、二試合とも同じ水着で、一試合目は脱がしナシ、ってのは、手抜きっぽくて、ちょっといただけない。このストーリー背景なら、一試合目と二試合目は、水着を変えて、さらに、一試合目でも、最低トップレスぐらいにはしていただきたかったです。


 では、C.Ronaldさんの方は、と言うと、これは、自分の認識はかなり変わりました。

 まず、試合の内容として、出演するモデルさんの、攻勢守勢のバランスを、比較的イーブンに保ったまま、フィニッシュシーンに向かうのか、それとも、かなりの時間を、「攻めっ放し、ヤラレっ放し」に宛てる、ドミテイストの濃いものにするのか、という部分です。

 自分は、C.Ronaldさんの趣向として、前者(イーブンバランス)で作品を仕上げると予想していて、本編の一本目を見ながら、「うんうん。なるほどね。やっぱそう来ますよね。」 と思ってました。しかし、二本目、三本目と見ていくうちに、「これって、ドミドミですやん……」 てな感じのシーンが続き、正直、かなり驚きました。

 まぁ、考えてみれば、C.Ronaldさんは、ウーマンデストロイヤーという、もうタイトルからしてドミだってわかる作品も手がけているわけで、「ドミは基本的にやらない」という読みは、この時点で、すでに間違っていたようですが、ただ、女性同士のファイトで、これだけドミテイストの強いものを作るとは思っていませんでした。自分的には、イーブンバランスのものよりも、ドミテイストの強いものが好みなので、この点に関しては、嬉しい誤算でしたね。


 エロがベースか、アクションがベースか、という点。これは、ベース云々という言い方でなく、「まず競技、試合として成り立たせ、そのコスや競技の中の動きそのもので、エロを表現する」って感じでしょうか。

 ボクシングの競技性(立ったままで試合をし、ダウンしたら、その選手は隔離される。10カウントで立てなかったら負け)を踏まえて、トップレス姿の女ボクサーというエロ、ボクシンググローブを嵌めた状態での、乳弄り(乳パンチ)、股間弄り(股間パンチ)という、アクションのエロを、あくまでも、「試合」というくくりの中で見せる、だから、グラウンドでのエロ攻撃合戦は、ボクシングの競技性に反しているのでやらない、そんな感じがします。んー、文章にすると、ちょっとわかりにくいか。

 例えば、自分だと、三本勝負なんだけど、勝ち役のモデルさんが始めの二本を取ってしまい、ヤラレ役が、「勝負は私の負けでしょうがないけど、負けっぱなしは嫌です。もう一本やらせてください」 これに、勝ち役が、「そうねぇ、スッパになってくれるんだったら(透けパンでも穿いてくれるなら)、もうちょっと遊んであげてもいいかな」で、ヤラレ役がこれに応じて、スッパ、あるいは透け透けパンティを穿いて、三本目に突入。…… なんてシナリオを書いたりしそうですけど、C.Ronaldさんは、こういうことはやらないと思う。何故かというと、スッパ、あるいは透けパンというのは、競技としてのコスチュームではなくなっちゃうからなんですね。同様に、「三本勝負としての勝敗が決まったあとのコス剥ぎ」みたいなものも、試合として、競技として、必要以上のエロになっちゃうので、これも、C.Ronaldさん的にはダメなのかなぁ、と。


 次に、濡れとか、汁気とかの点に関して。これは、作品の中には、ほとんどそれらしい技法が使われていなかったということだけに留め、それ以上は触れないでおきます。ただ、最低限、ジャケットの写真ではテカリ肌を見せてくれているので、「テカリ肌には商品価値がある」という認識だけはされていると思います。


 もう一つ、これだけ志保嬢の乳を弄っているところを見ると、C.Ronaldさんは、「エロテイストのファイトを撮る上で、少なくとも片方は巨乳のモデルさんを使う、ということを意図的に行ってるのではないか」、「巨乳弄りを、商品価値としての大きな柱と捉えているのではないか」と、感じました。

 SSSGPに出演されているモデルさんを除くと、C.Ronaldさんが監督をされている作品のうち、「女性同士のファイト作品』 に起用されているのは、『葉月志保(巨乳担当)・浅越まお」のコンビと、「春永みう(B100/巨乳担当)・東なつみ」のコンビだけで、どちらも、巨乳という点で非常にインパクトのあるモデルさんが、一人ずつ入っています。

 これだけだとデータ的にはかなり心許ないのですが、実は、もうちょっと追加データがあって、今月25日発売(バトルでは18日に先行発売開始)になる、【ウーマンデストロイヤー 2】に出てくるモデルさん四人に関しても、このパターンが当てはまるんですね。

 ジャケットの写真から、「椎名めぐみ・平嶋恵理」、「つゆの優・和希もも」というのが、一応コンビと見ていいと思うんですが(【ウーマンデストロイヤー 1】には、SSSGPの一回戦で試合をしている二組が出ていて、撮影としては、それぞれがコンビとして見ていいでしょう)、椎名・平嶋組は、平嶋恵理嬢がそこそこ巨乳(バトルオリジナル【女子ボクシング 12】にも出てる。巨乳だけどお腹はかなり緩め)、つゆの・和希組は、つゆの優嬢が、ナイスバディ系のEカップ90cmの乳(ただし、やや上乳不足の感アリ)で、やっぱり、それなりに乳を売り物にしている(ハズの)モデルさんが、一人ずつ含まれてることになります。

 この二組は、どちらも、【ウーマンデストロイヤー 2】がSSS作品の初出演ですが、このためだけに集められたとはとても思えないので、以後、C.Ronaldさん監督作品に、出てくる可能性はかなり高いでしょう。葉月志保・浅越まおのコンビは、【Battle Sex Lesbian 1】 と 【Boxing of the Lesbian 1】との二本撮りをしている(この他に、【彼女とボクシングで勝負 1】で小仕事してますけど)が、だいたい二本撮りのパターンって、そんなに多岐に渡るわけでもないでしょうし、レズものOKのモデルさんと、そうでないモデルさんがいるということを考えると、来月アタマに発売(バトルさんでは今月25日先行発売)になる、【Battle Sex Lesbian 2】に、上に挙げた「椎名めぐみ・平嶋恵理」、「つゆの優・和希もも」のいずれかが出演していたら、そのまま、【Boxing of the Lesbian 2】もそのコンビで、という線は、充分アリなんじゃないでしょうか。もちろん、【Boxing of the Lesbian 2】が世に出る、という前提ですけど。

 個人的には、「つゆの優 vs 和希もも」がいいかなぁ。乳的にはやや不満だけど、「おねいさん対決」っぽくって。「椎名めぐみ・平嶋恵理」コンビと比べると、エロレズファイトとしてに絵になるのは、やっぱりこちらのお二人でしょうね。でもって、【1】の乳関係でいくと、ヤラレはつゆの優嬢が担当することになる。【ウーマンデストロイヤー 2】のサンプル映像では、彼女がかなりいい感じの悲鳴や、泣き声を洩らしているようなので、【Boxing of the Lesbian 2】も、「あああああ、いやぁぁぁぁ、いくぅぅぅぅぅ」 とか叫びながらイってもらいたいです。おねいさん対決なので、グローブは赤黒、コスも前作よりももっとエッチな感じで。むはは。

 ああ、ちょっと憶測先走り、妄想先走りしちまったなぁ。……


 では、またちょっと趣向を変えて。

 レビュー本体の方にも書きましたが、この作品、インターバルなしの試合シーンのみで全編流れていくので、何かこう、あっさりしてる、と言うか、淡白過ぎる感じがするんですよね。そこで、ちょっと提案なんですが、一本目と二本目の間、二本目と三本目の間に、インタビューシーンを挿入する、というのはどうでしょう?

 具体的には、コーナーにストゥールを置いて、モデルさんに座ってもらって、前回(前本目?)の感想、次回への意気込みを、質問形式でしゃべってもらう、みたいな感じになるんですけど、実は、このインタビューの最大の意図は、しゃべりそのものではなく、「コーナーで、ストゥールに座っているモデルさんの姿を見せること」なんですよね。闘いを一本終えて、コーナーでハアハアしている姿というのも、これはこれで、強烈にエロいと思うんですよ。

 モデルさんに水を口に含んでもらって、バケツに吐き出すとか、霧吹きとか、スクィーズタイプのボトルとかを使って、モデルさんの身体に水をかけて、濡れた肌を見せたり。しゃべりにプラスして、こういうシーンを見せてもらえれば、フェチ、マニアの方には喜んでいただけると思うんですよね。マウスピースを咥えるシーンも、あっていいでしょう。本編では、「マウスピース吐き出し」はあるけど、「マウスピースを咥え込む」シーンはありませんからね。これも、フェチ、マニアのお客様へのサービスカットになると思います。

 コーナーに置かれたストゥールに腰掛けたモデルさんの、顔から膝ぐらいまでの映像からスタート → 身体に水をかけてもらう → インタビューのしゃべり(身体に水をかけてもらいながら、でもOK) → うがいシーン → マウスピースを口に入れてもらう → 舐めるようなアップ映像で、濡れた身体を顔から股間まで見せる(足先まで、と書かないのは、キャンバスに敷いた、防水シートを隠すためだったりする) → スタートシーンと同じアングルでフェードアウト。でもって、濡れた身体のままで、次回スタート。流れとしては、こんな感じですかね。必然的に、人手が最低一人分、余計に必要になりますけど、カメラ一台にして、手の空いた、もう一方のカメラマンさんに手だけ出演してもらうとか、手はいくらでもあるんじゃないかな。

 もちろん、しゃべりを効果的に使うこともできると思います。例えば、この作品の展開であれば、一本目→二本目のインタビューは、どちらも軽くハアハアしている程度で、志保嬢「大したことなかったですね。次も楽勝でしょう」、まお嬢「一本目はやられちゃったけど、相手の弱点はわかったんで、次の一本は絶対に取ります」。二本目 → 三本目は、まお嬢は、あまり息も乱れずに余裕綽々のコメント、志保嬢は、かなり疲れている感じで、口では強気のコメントをするも、表情、息遣いに余裕がない。こうしておくと、うまく三本目に繋がるんじゃないでしょうか。

 うーん、一本目と二本目の間、二本目と三本目の間と、二回もやると変かなぁ。でも、やっぱり、「コーナーで、ストゥールに座っているモデルさんの姿を見せる」というのは、やって欲しいんですよね。二回が変なら、決勝前の、二本目と三本目の間だけでも、いかがでしょうか?


 提案ついでにもう一件。これは、コスト的にもかなりしんどいとは思うんですが、SSSさんなら、もしかしたらやってくれるかも知れない、という期待を込めて。それは、「レフェリー役として、モデルさんをもう一人確保する」ってことなんですね。できれば、選手役のモデルさんよりも背が高いモデルさんに(この背の高さの違いは、試合をコントロールする側、される側の関係を表現する上で、自分は必要だと思ってる)、白黒縦縞のトップスをつけてもらえばOKでしょう。ボトムとシューズは、黒単色のものであれば、まあ何でもいいか。

 レフェリー役の出番としては、まず試合前、それぞれのコーナーに居る、選手役のモデルさん二人をリング中央に呼び寄せ、そこで対峙させるシーン。試合前の、選手役モデルさんの睨み合いって、かなり絵になると思うんですけど、レフェリーなしでこれをやると、ちょっと間抜けになっちゃいますんで。

 次に、ダウンシーンで、カウントを取る。んー、これは、カメラアングルの問題もあるでしょうし、いいものができる、とは、自分には断言できないんですが。でも、少なくとも、現状の、バックでアナウンスを流すよりは、緊迫感というか、臨場感が出るんじゃないかと思います。

 実は、レビュー編に、「ダウンから復帰したモデルさんが元気に見え過ぎ。あまり、ビシッとファイティングポーズを取らなくてもいいのでは?」 てことを書き忘れたんですが、レフェリー役を置くことで、これも解消できるんじゃないかと思うんですよね。レフェリーなしだと、ダウンから立ち上がったモデルさんが、自分で、「まだファイトします」って意思を積極的に態度で表さないと、流れとしてちょっと変になっちゃうけど、レフェリー役が居れば、例えば、立ち上がったけど、顔は苦痛に歪んだまま&両腕もダラリと垂らしたまんまで足元フラフラ、とかだったりしても、レフェリーがモデルさんの腕を掴んで、ファイティングポーズを取らせ、試合続行、なんてことも、違和感無くできるんじゃないかと思うんです。

 それと、KOで一本決着したあと、「レフェリーが勝者の腕を掲げる」というシーンが撮れます。これも、「勝者と敗者の落差」を象徴するようなシーンで、あるのとないのとでは、かなり印象が違うと思うんですね。ダウン → 勝ち役がニュートラルコーナーに移動 → カウントアウト → 勝ち役がリングの中央に呼ばれ、レフェリーに腕を掲げられて勝利のポーズ → 顔や乳や股間踏み付けなどの、敗者陵辱シーン。流れ的には、こんな感じになりますかね。

 あとですね、これは、上に書いた、提案その1とのカラミもあるんですけど、インタビューシーンで、選手役のモデルさんに、マウスピースを咥えさせたり、身体に水をかけたり、うがいの補助をしたり、みたいなことも、レフェリー役のモデルさんにやってもらう。こういうのをやろうとしたときに、「男性スタッフが手だけ出演」するよりは、格段にいいと思うんですよね。

 レフェリー役の出番は、だいたいこんな感じですかね。エロレズボクシングですから、試合中に、クリンチを解くなんてことも必要ないですし、カウントを取る以外のときは、何となく、選手役の動きを追っているフリをするなり、カメラアングルの外に居るなりしていればOK。カウントの取り方、あと、ダウンシーンのときに、カメラの邪魔にならないような位置はどこなのか、ぐらい指導をしておけば、何とかうまく演技してくれるんじゃないでしょうか。


 さて、上にも書いたように、葉月志保・浅越まおのコンビは、計三本の作品に出ているわけですが、ここで、この三本の発売日を見てみると、【Battle Sex Lesbian 1】が、3月23日、【彼女とボクシングで勝負1】は、翌週の3月30日。【Boxing of the Lesbian 1】は、この二作から大きく遅れて、5月18日発売、となってます。自分は、この発売の順番と、間隔の空き方が、ちょっと嫌なんですよね。

 供給サイドの頭で考えれば、手持ちのネタのうち、売れる、売りたい、と考えるものが、先に出てくると思うんですよね。で、それを踏まえた上で、この発売順と、発売間隔を見ると、SSSさんは、本当に、【Boxing of the Lesbian 1】を売る気があるのかな、という疑問が湧いてきます。

 【Battle Sex Lesbian】は、まぁ、供給サイドとすれば、基本路線、つまり売れセンだと捉えて、最優先で作業を進めて即販売となるのは当然として、【彼女とボクシングで勝負】はそれほど編集がメンドくない、間にゴールデンウイークが挟まった、という理由があるにしても、【Boxing of the Lesbian 1】の発売が、前の二作品に比べて、これだけ遅れたのは、どういうことなのかなぁ。……

 【Battle Sex Lesbian】を撮るために、モデルさんを確保する。二本撮りのついでの小仕事として、【彼女とボクシングで勝負 1】用の、一人称視点の映像も撮る。じゃ、もう一本の「本編」はどうするか。とりあえず、エロレズボクシングでも撮っておくか。…… みたいな背景だったら嫌だなぁ。「本当に気合入れたのはボクシングの方。気合が入ってるから、納得のいくものができるまで、時間をかけて編集したんだ」ってのが真実なら嬉しいんですけどね。ちょっと考えにくいですけど。……


 そんなことで、【Battle Sex Lesbian】は、すでにバトルさんのHPには、25日先行発売予定となってますし、二作目が出ることが確定しているわけですが、【Boxing of the Lesbian】の方も、一発で終わることなく、ちゃんとシリーズ化されて、二作目、三作目が出て欲しいです(【1】のジャケットを見ると、【Boxing of the Lesbian】のロゴが、そこそこちゃんとしたものになってることもあり、自分的には、何となく大丈夫じゃないかとは思ってるんですけど)。

 もちろん、一作目と同様に、「sexy woman's chest」が全面に出るような感じで。SSSさん、一つよろしくお願いいたしますぅ。  m( _ _ )m



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