All about Erotic Fight #04 --- 2007.01.03

2006年12月リリース三作品まとめてコメント



 昨年の十二月に、バトルおよびスクエアフォースレーベルから、女子ボクシングビデオ三作品が一斉にリリースされました。今回は、この三作品について、感じたことなどを、つらつらと書き綴っていきたいと思います。とは言うものの、現在、強烈な緊縮財政を強いられている状況なのでで、実際に買うことができません(大号泣)。ってことで、あくまでも、バトルさんのHPを拝見した範囲で、ということになってしまいます。どうぞ、お許しを。

【女子ボクシング Vol.15】(バトル)

 前々作の「重量級対決」のあと、二作続けてスレンダー系のモデルさんを起用していますね。掲示板の、1ジョーカーさんのレビューにもあるように、ファイトの質もそこそこ充実していたようです。ただ、ブラあり戦、トプレス戦とも、赤コスモデルさんの勝ちだということで、どっちが負け役なのか(この手のビデオは、攻め側よりも、ヤラレ側の資質が重要だと思っているので、こういう書き方をしますが)、という観点からいくと、ちょっと失敗かなぁ、とも思います。

 このシリーズは、変に色物に走るのではなく、あくまでも試合そのもの、ボクシングをしている女性の魅力を一番のウリとする、この路線で落ち着くのが一番いい気がしますね。今後、さらにレベルアップさせるとすれば、まず第一に、ファイトの質の確保。この部分が向上して行くことが、一番大切でしょう。あとは、細かい部分で、インターバルや試合後のシーン充実させたりかな。試合の激しさを演出する上で、汗というか、汁気をうまく使うことも必要になってくると思います。

 このシリーズの、モデルさん起用基準については、そこそこの美形であることが大前提ですが、今作、前作のような、スレンダー系のモデルさんに加えて、元気なおねいさん風の健康体系のモデルさんとか、ちょっとだけぽっちゃりした感じのモデルさんも、バリエーションとして加えるといいんじゃないでしょうか。と言うのは、今回の作品のスライドショー写真を見て思ったんですが、スレンダー系のモデルさんを使うと、トプレス戦のときに、どうもおっぱいの形が綺麗に見えないんですね。まぁ、ここいらは、ブラあり戦とトプレス戦の、ウリのバランスをどう見るか、によっても違ってくると思いますけど。

 とにかく、女ボクシングビデオのスタンダードとして、このシリーズは、ハズレのない作品を輩出し続けていただきたいと思う次第です、ハイ。


【レズボクシング Vol.7】(バトル)

 前作のモデルさんが、二人とも、「そこそこ美人のちょっとぽっちゃり系de上質の乳」という自分の好みのタイプだったので、そういった意味でもちょっと期待してたんですが、この点は、「やっちまいましたねバトルさん」って感じですね。赤コスのモデルさんは、ヤラレ顔が結構ソソる感があるんで、これはこれでオケかなと思いますが、相方の方はなぁ。ドミテイストの作品の場合、攻め側にやや薹の立ってるモデルさんを使うのは、まあまあアリだとは思うんですけど、…… んー、多くは語りますまい。

 ただ、シナリオ、という点で考えると、あ、進歩したかな、と思える部分はあるんですよね。

 まず、ドミ色、というか、攻めとヤラレがはっきりしていること。エロファイトもののビデオで、こう、ちゃんと攻め役がヤラレ役を攻めっぱなし(これも1ジョーカーさんのレポートでわかったわけですが)、って感じのシナリオのものって、あんまり見たことがない。でもって、一応、キャスティングにも、そういう意図が感じられる。まぁ、「白熱の主導権争い」みたいな感じのものが好みの人も大勢いるとは思いますが、自分は、この、ドミ色が強いものが世に出たというのは、進歩だと思ってます。

 もう一つ。トランクス脱がしがあること。これは、画期的と言ってもいいと思う。自分は、バトルHP上のスライドショー写真を見ただけなので、どういう経緯でこうなったのかはわかんないんですけど、「やっとここまで来たか!」 っていう感じがしました。まー、攻めてる側、勝った側が脱ぐことはないかな、とも思うんですけどね。

 ってなことを書いてるうちに、ふと思ったんですが、このレズボクシングシリーズ、今まで一試合収録、という形で来ましたけど、これ、オリジナル女子ボクシングシリーズみたいに、二試合に分ける、ってのはどうでしょうかね? 衣装を変えるでも、ルールを弄くるでもいいんで、とにかく、二試合分、決着シーンを見せる。これはね、見る側にしてみれば、嬉しいと思うんですよ。一勝一敗パターンにすれば、出演するモデルさん二人の、イっちゃった、あるいは、KOされた姿を、どちらも見せることができるし、ドミっぽくするんであれば、ヤラレ役モデルさんを、いろんな形でいぢめることができるんじゃないかな、と。

 自分がシナリオ書くなら、…… どうするかなぁ。…… 一試合目はマウントなし、パンチとスタンディング状態のエロ技で、テンカウントKO勝負(パンチによるKOでも、イっちゃったっぽい感じで立てない、でもOK)、二試合目は、パンチでもエロ攻撃でも、相手が倒れたらバリマウントモードに突入。カウントを入れずに、相手をイカせたとこで決着、…… こんな感じかな。もちろん、最低限、二試合目は、負けたらトランクス剥奪で。あー、トランクスの下は、何も穿かせないでおいて、負けてトランクス剥かれたらスッポンポン、こうだな(笑)。


【ディリュージョン・ボクシング Vol.2】(スクエアフォース)

 うーん、体操服攻撃できましたか。…… 個人的にはノーサンキューなんですけど、企画的には、これはこれで食いつくお客さんはいるかなー、と思いました。

 設定は、高校のボクシング部、ってことになってますけど、日本人は、「高校生」っちゅうのがホントに好きなんですね。セーラー服、体操服(ボトムはもちろんブルマで)、スクール水着、と、AVまで含めて、この手のコスを使ったビデオが世に氾濫してる。まぁ、それだけ需要はあるってことなんでしょう。漫画、小説などの創作物も、高校生ぐらいの年齢に主要キャラをセッティングしているものも多いことですし。ですから、そこに手を出すというのは、理解できなくはないです。

 ただねぇ、それなら、こういう顔のモデルさんを使うのは、どうかと思うんですよ。ちょっとオバサン顔過ぎる。こういうマイナーレーベル、マイナージャンルのビデオって、起用できるモデルさんの選択肢が少ない(=制作サイドの希望に合ったモデルさんを確保するのが難しい)って、聞いたことがあるんですが、それにしても、せめて、もっと童顔系のモデルさんを使えなかったのかな、と。まして、今回は乳出しナシのようですし、もちっと何とかならんかったか、という気がします。

 グローブが赤黒パターンになっているのは、かなり斬新だと思いますが、「高校のボクシング部」っていう設定なので、どっちかってと、今回に限っては赤青の方がいいのかな、っていう気がしました。あと、テーピングがないのは、ちょっと違和感ありかな。…… そうであれば、紐での絞りをもっとタイトにしておく方がいいと思いますね。

 あとは、そうですねぇ、…… やっぱり、エロなり萌えなりを志向したボクシングビデオであれば、お腹がコスで隠れちゃう、まして、体操服みたいな、肌にフィットしてないものを使用するのは、ちょっとアレじゃないですかねー。

 トータルで言うと、前作が、全体的な雰囲気が妖しい目でいい感じだったし、モデルさんのお顔立ち、ボディラインもそこそこ、乳出しもあった、ってことを考えると、今回のは、ちょっと期待はずれだったかなぁ。…… ま、そんなことで、次回は、設定=裏ボクシング、グローブは赤黒、乳出し&汁加減はふんだんに、ってことで、一つよろしくお願いしますわ(笑)。


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